硬券切符の優待券と資料/茜堂

優待乗車券の外国人向けの様式美=茜堂

茜堂-外国人用優待切符
ここで言う優待切符とは、鉄道に無賃で乗車出来る証票で有る、鉄道乗車証の事を指しています。
鉄道乗車証とは、無賃乗車証、鉄道無賃乗車証、或は単に乗車証、若しくはパスとも言い、
無賃乗車券とも言われる場合も有ります。鉄道以外の交通機関では、自動車乗車証、無賃乗船券等と称する物も有ります。
   

国鉄に於ける乗車証の種類を、様式別に分類をすれば、部内用乗車証(定期乗車証、臨時乗車証)、
部外用乗車証(第1種〜第5種)、特殊乗車証(案内状代用乗車証、慰安会参会乗車証)に、分類されます。
   

また、使用する場合での形態から分類すれば、記名式乗車証、持参人式乗車証とに分類され、
更に、発行目的から分類をすれば、職務乗車証、公務乗車証、準公務乗車証、通勤乗車証等に分類されます。
その他の職員関係の物として、精勤乗車証、通院乗車証、家事用弁乗車証、公傷退職者乗車証、永年勤続者乗車証が有ります。
   

部外関係では、国会法に基づいた国会議員乗車証や、移動警察官乗車証、業務関係者乗車証等が有ります。
以上の乗車証の発行は、乗車証規定の定める所に因って、一定の手続きを経て行われる事となっていて、
その発行権限は、部内職員に対する物は、各所属長にそれぞれ委任されています。
部外者に対する物は、地方機関の長に委任された物を除き、総裁の命を受けた、総裁室文書課長が発行する事となっています。



   

■明治41年10月18日=施行(逓信省帝国鉄道庁発行=硬券)

米国艦隊歓迎特別乗車券の、豪華な体裁の二つ折り(艦長用、将校用)と、一枚物(下士官以下用)の、硬券乗車券3種の発行。
   

茜堂-米国艦隊歓迎乗車券
茜堂-米国艦隊歓迎特別乗車券
明治41年10月18日、
特別乗車券、将校用、初日券。
茜堂-米国艦隊歓迎特別乗車券
茜堂-米国艦隊歓迎特別乗車券
上記の、4頁の硬券乗車券は、将校用の物で、
白船艦隊が横浜に停泊した、18〜25日の8日間に、
観光用として、逓信省帝国鉄道庁が発行した、1日限りの無料乗車券。
更に、食券、時刻表、説明書、専用封筒が、付いていました。

乗車券表面左下の(1)の数字は、
滞在1日目(
初日券)のみの、有効を表しています。
つまり当乗車券は、将校用特別乗車券の、初日券となっています。
乗車券は、二つ折りの4頁で、内面には、御所と富士山の写真を配しています。



左の硬券乗車券は、下士官以下用の無料乗車券。

左下の(5)の数字は、滞在5日目のみの、有効を表しています。
乗車券の上部には、浜と富士山の写真を配しています。
   
尚、切符比率は他の切符と比べ、80%の縮小となっています。

星の数が、来航三ヶ月前の、7月4日にオクラホマ州が増え46星となりました。現在は更に4つ増え50星となっています。
切符の星条旗の絵は過ちで、非礼に当たります。通常、縦の場合は、時計回りに90度回した状態が、国際的なルールですが、
星条旗だけは例外で、星の部分のカントが常に左上に来る様に、時計回りに90度回してから、裏返さなければなりません。
   

将校用乗車券表面には、銀刷りの加刷と、内面には金刷りと銀刷りの加刷がなされ、重厚な厚みの有る硬券仕様。
画像では、黒っぽくなっていますが、綺麗な金色です。灰色に写っている所も、綺麗な銀色となっています。
また、将校用乗車券の周辺断面部には、鮮やかな金彩が施されています。

   

ペリーの黒船来航から、半世紀経った明治41年10月、米国大西洋艦隊の白船が、世界一周の途中で横浜に来航しました。
スペリー提督率いる、艦隊の16隻の軍艦は、白く塗られていた事から、白船(Great White Fleet)と、呼ばれました。
   

目的は、日露戦争で勝利した日本への、軍事力を誇示しての圧力でしたが、日本はそれを国を挙げて、逆に大歓迎をしています。
官民を挙げての歓迎を受け、対立から友好へとの転換を、図らざるを得なくなり、両国間の親善を深める結果となりました。



   
■昭和39年10月10日=開催(国鉄発行=硬券)

東京オリンピックが開かれた際に、海外招待選手や関係者等に配布された、国鉄鉄道乗証。
有効期限は、来日時〜昭和39年11月5日迄で、2等車両(旧3等)限定。注意書はフランス語と英語が併記されています。
東は大宮、取手、千葉。西は相模湖、藤沢、磯子、逗子迄の乗車範囲が、地図式で表現されています。
   

茜堂-オリンピック乗車証
茜堂-オリンピック乗車証(表)
昭和39年11月5日迄の、
東京オリンピック用の、乗車証。
茜堂-オリンピック乗車証(裏)

来日時〜昭和39年11月5日、東京オリンピック選手・関係者用パス(鉄道)、表、裏、国鉄。

表面は、梨地の銀鼠装に銀の箔押し、上3行は艶消し墨文字と、艶消し猩々緋色の日の丸の、エンボスの落とし込み印刷。
内面は、昔の版画風な富士山のイラストが、背景に配置されています。構成は二つ折りの4頁となります。
尚、切符比率は他の切符と比べ、95%の縮小(実寸、10.9×15.8センチ)となっています。

   
東京オリンピックは、昭和39年10月10日〜24日の間、主競技場を国立霞ヶ丘陸上競技場として、
参加国、地域数93、参加人数5,133人(男子4,457人、女子633人)、競技種目数20競技163種目で行われました。
正式名称は、第18回オリンピック競技大会(Games of the XVIII Olympiad)で、日本及び、アジアで初めての大会でした。



   
■昭和45年4月1日=施行(国鉄発行=半硬券)

東京で開催された「鉄道の近代化に関する世界鉄道首脳者会議」に参加する、世界各国鉄道の代表者と、
同伴の夫人に対して、発行された国鉄全線のグリーン車の特殊乗車証。
   

茜堂-世界鉄道首脳者会議パス
茜堂-世界鉄道首脳者会議パス(表)
茜堂-世界鉄道首脳者会議パス(裏)
昭和45年4月30日迄の、
グリーン車専用の、乗車証。

昭和45年4月1日〜30日、世界鉄道主脳者会議代表パス(国鉄全線、グリーン車)、表、裏、国鉄。

世界鉄道主脳者会議代表用パス(グリーン車用)、左、縦型表面(正面実寸、10.2×6.3センチ)、右、横型裏面、カード紙。
裏面の右下のサインは、当時の国鉄の磯崎叡総裁の署名です。両面共に使用者名は画像処理を施しています。

   

日本国有鉄道と、国際鉄道連合会の共催により、昭和45年4月12日〜17日迄の間、
東京で「鉄道の近代化に関する世界鉄道首脳者会議」が、開催されました。
当時の磯崎叡国鉄総が、4月13日に同会議で、リニアモーター方式に因る、第二東海道新幹線構想を発表しています。



   

■昭和47年2月3日=開催(国鉄発行=硬券、札幌オリンピック組織委員会発行=軟券)

冬季オリンピックが開かれた際に、海外招待選手や役員、海外の報道陣等に配布された、国鉄鉄道乗証。
有効期限は、来日時〜昭和47年2月17日迄で、一般車両(旧3等)限定。注意書はフランス語と英語が、併記されています。
乗車エリアは、札幌駅〜小樽駅、札幌駅〜手稲山ロープウェイ、自動車有効となっています。
   

茜堂-冬期オリンピック乗車証
茜堂-冬期オリンピック乗車証(表)
昭和47年2月17日迄の、
冬季オリンピック用の、乗車証。
茜堂-冬期オリンピック乗車証(中)

来日時〜昭和47年2月17日、冬期オリンピック選手・関係者用パス(鉄道、ロープウェイ、バス)、表、裏、国鉄。

表面は、絹目の艶消し青装に銀の箔押し、表面のモアレは絹目の為のスキャン時の物です。構成は二つ折りの4頁となります。
鉄道乗車証等の表題3行は、艶消し墨のエンボスでの押し文字と、艶消し猩々緋色の日の丸を、白刷りに乗せの印刷。
内面は、クリーム地。尚、切符比率は他の切符と比べ、95%の縮小(実寸、11×16.2センチ)となっています。

   


茜堂-冬期オリンピック乗車証(表)

来日時〜昭和47年2月17日、冬期オリンピック選手・関係者用パス(地下鉄、電車、バス)、表、札幌オリンピック組織委員会。

札幌オリンピック組織委員会の発行券は軟券で、国内外の一般選手や関係者等に対して、発行されています。
札幌市交通局、中央バス、定鉄バス(じょうてつバス)の交通網となっています。
   
国鉄発行の硬券での鉄道乗車証と比べると、非常に質素な軟券での優待乗車証ですが、サイズ的に実利を優先している様です。
国鉄券では記念的要素が大きく、札幌オリンピック組織委員会券では、実利本位と言う事なのでしょう。

   

札幌冬期オリンピックは、昭和47年2月3日〜13日の間、主競技場を札幌市郊外の真駒内野外、屋内各競技場として、
参加国、地域数35、参加人数1,006人(男子801人、女子205人)、競技種目数6競技35種目で行われました。
正式名称は、第11回オリンピック冬季競技大会(XI Olympic Winter Games)で、日本及び、アジアで初めての冬期大会でした。



   

■昭和61年5月1日=施行(国鉄発行=半硬券)

東京サミットが開催された際に、海外からの報道陣に配布された、東京圏内及び近郊の各種交通機関の無料パス。
専用の袋は、祝儀袋をモチーフにしていて、開くと一枚の正方形となっています。
   

茜堂-東京サミットパス
茜堂-東京サミットパス
昭和61年5月10日迄の、
東京サミット用の、各国報道パス。

左、祝儀袋風タトー(縮小=85%、正面実寸、18.7×10.8センチ)、奉書紙。
右、有効エリア路線図、蛇腹三つ折り6頁(縮小=75%、正面実寸、14.8×10.5センチ)、ミラーコート紙。
レイアウトの都合上、それぞれ縮小比率が異なっています。

   


茜堂-東京サミットパス

昭和61年5月1日〜10日、東京サミット外国報道員用パス(鉄道、バス)、表、裏、国鉄。
東京サミットパス(鉄道、バス)、昭和61年5月1〜10日、表、裏(実寸、11.5×8センチ)、コート紙。
   

昭和61年5月4日〜6日の間、第12回先進国首脳会議が、東京で開かれました。
通称、東京サミットと言われ、東京都港区赤坂の迎賓館が会場となり、中曽根康弘(日本国内閣総理大臣)を議長として、
   

フランソワ・ミッテラン(フランス共和国大統領)、ロナルド・レーガン(アメリカ合衆国大統領)、
マーガレット・サッチャー(イギリス首相)、ヘルムート・コール(西ドイツ首相)、ベッティーノ・クラクシ(イタリア首相)、
ブライアン・マルルーニー(カナダ首相)、ジャック・ドロール(欧州委員会委員長)の、計8名が参加をしています。
   

現在は、主要国首脳会議と言い、G8(ジーエイト=Group of Eightの略)、主要8か国首脳会議、サミットとも言われています。
因に、東京サミットではロシアが参加していませんので、G7の時代です。また、欧州連合は主要8か国には含まれません。



国民一般に対する優待乗車券=茜堂

茜堂-国民尿優待切符
国民に対しての、戦前戦中の物を中心とした、部外用乗車証類、引換用の特別乗車勘号等を紹介致します。
先ずは、戦意高揚の時代を背景に戦時色が濃厚な、部外用乗車証からご覧下さいませ。
   


茜堂-観艦式市電優待乗車券(表)
茜堂-観艦式市電優待乗車券(裏)

昭和8年8月25日、特別大演習観艦式、市電優待乗車券、桜木町驛前〜萬國橋、表、裏、腰の有る軟券、横浜市電気局。

横浜沖での大演習観艦式での、優待乗車券。裏面には、横浜市印がブレて押印されていて、上下逆に誤押印されています。
横浜市が大演習観艦式に対する奉祝の為の、市民に向けての記念乗車券的な、優待乗車券となっています。

   

昭和8年8月25日、横浜沖での大演習観艦式では、参加隻数、計161隻、飛行機200機が参加し、
御召艦-比叡、先導艦-鳥海、供奉艦-愛宕、高雄、摩耶、以下、第1列〜7列に、列外-野島、以下15隻にて行われました。
   

茜堂-陸軍士官学校乗車證
茜堂-陸軍士官学校乗車證(表)
茜堂-陸軍士官学校乗車證(裏)
陸軍士官学校発行の、
昭和3年の、鉄道乗車證。

昭和3年3月18日、30日間有効、鉄道乗車證、参等、石山〜京都、表、裏、軟券、陸軍士官学校。

陸軍士官学校発行の鉄道乗車證、裏面には事細かに注意書が網羅されています。使用者名は画像処理を施しています。
軍の威光が、強かった時代の乗車証で、移動の際には随時、陸軍士官学校にて発行されています。
表面には、陸軍士官学校印と、発行責任者印が押印されています。

   

陸軍士官学校は、大日本帝国陸軍の現役兵科将校を、養成する軍の教育機関で、通称、陸士と呼ばれていました。
明治元年に京都に設置された、兵学校が起源で、明治2年9月に、大阪に移転して兵学寮となり、
明治4年に、東京府市ケ谷に移転して、東京陸軍士官学校となっています。
   

茜堂-特別乗合勘合
茜堂-往復特別乗合勘合(表) 茜堂-往復特別乗合勘合(表)
茜堂-往復特別乗合勘合(裏)
茜堂-往復特別乗合勘合(裏)
純粋な優待切符では無く、
乗車の為の、優待割引券。

年月日不明、法嗣殿御参宮、往復特別乗車勘合(各等三割引)、参宮鉄道、内事別局発行。

詳細は不明ですが、法嗣(ほうし)とは、師匠の教えを受継いだ人の事で、師資相承により、師から仏の法と印可を継承し、
その法を後の弟子に伝える人の事で、仏法上の弟子で有る。参宮とは、神社に詣でる事で、特に伊勢神宮に参拝する事を言う。
法嗣は仏で、参宮は神で有り、法嗣殿御参宮は相反する様に思われるが、伊勢神宮の法嗣殿御参宮の事なのでしょうか。

   

内事別局発行とあるので、内閣の内事局の別局なので有ろうか、こちらも詳細は分りません。
参宮鉄道は、明治26年12月31日に、津〜宮川間で開業し、明治40年10月1日の、鉄道国有法に因って国有化され、
亀山〜山田間を参宮線に名称変更し、昭和34年には、多気〜鳥羽間を参宮線とし、亀山〜多気間を紀勢本線に編入しています。
   

券裏面には、参宮鐵道と有るので、明治26年〜明治40年発行の券だと、これを判断致します。
当券は、
純粋な優待券では無く、往復特別乗車勘合(かんごう)と有るので、引換乗車優待割引券で有る。
   

茜堂-靖国神社優待乗車證
茜堂-靖国神社優待乗車證(表)
茜堂-靖国神社優待乗車證(裏)
靖国神社祭神への、
期間内自由乗車、遺族優待乗車證。

昭和17年10月11日〜25日、靖国神社祭神遺族優待乗車證、臨時大祭祭神御遺族殿、帝都高速交通営団発行。

開戦一年後に、帝都高速交通営団より発行された、靖国神社祭神遺族優待乗車證で、有効期間内は乗車制限が有りません。
尚、帝都高速交通営団は、現在の東京地下鉄(東京メトロ)で、当時は、国家に因る統制管理の為に設置された、経営財団でした。

   
開戦して約1年、昭和17年4月18日には、米軍B25に因って、東京初の空襲が有り、
四ヶ月後の8月7日には、米軍がガダルカナルに上陸し、戦況が芳しく無い兆しが出だした頃で、
靖国神社に祀られた、多くの新しい御霊を、遺族が詣でる為に国策として、靖国神社祭神遺族優待乗車證が、
帝都高速交通営団から、渋谷〜浅草間の15日間、期間内フリー乗車券として発行されました。
   

また、この年の11月7日には、鉄道省が行楽旅行、買出し部隊の抑制の為に、乗車券の販売制限や、乗越し禁止等を発表し、
11月14日から、実施されています。翌日からは、本州と九州を結ぶ、関門トンネルが開業し、物資輸送が最優先されました。
翌年、昭和18年7月1日から、戦時体制強化で特別急行列車を廃止し、乗車券は全面的にB型券に移行します。
   

茜堂-職務用鉄道乗車證
茜堂-職務用鉄道乗車證(表) 茜堂-職務用鉄道乗車證(裏)
鉄道乗車證、
職務用、国鉄全線1ヶ年有効。

昭和56年11月21日〜昭和57年11月30日限り、鉄道乗車證、国鉄全線、旭川鉄道公安室長発行。

当券は、国鉄全線有効の乗車券に変わる物で、乗車券以外の効力は無い為、特急や急行、寝台や、
座席指定等の種別券には、適用されませんので、別途、購入が必要となります。使用者名は画像処理を施しています。

   
鉄道公安職員(俗称、鉄道公安官)とは、国鉄が存在していた時代に、司法警察権を持った国鉄職員の事を言い、
現在の、鉄道警察隊の警察官の前身に当たる、特別司法警察職員で、留置所を所有しない、鉄道敷地内の警察組織でした。
また、拳銃、警棒、手錠の所持が認められ、捜査、令状の取得、被疑者の逮捕や、証拠品の差押え等が出来ました。
   

警察の機動隊に相当する、鉄道公安機動隊も存在し、東京、大阪、札幌、新潟、門司の5隊が編成配備されていました。
昭和62年4月1日、国鉄分割民営化に伴い、民間企業のJR職員が司法警察権を有するのは、適当では無いとされ、
多くの鉄道公安職員は、特別処置とする警察官司法試験に因って、階級を引継ぐ形で、都道府県警察組織に編入されています。
   

茜堂-三越迄の優待切符
茜堂-三越前駅開業優待乗車券(裏)
茜堂-三越前駅開業優待乗車券(表)

昭和7年4月29日、三越驛開設記念、三越ゆき、優待乗車券、上野驛発行、東京地下鉄道。

昭和7年4月29日に、東京地下鉄道(現在の東京メトロ銀座線)の、三越前駅が開業しました。
それを、記念して優待乗車券を発行し、注意事項で、三越に入店しない乗客は、切符が無効となり正規運賃が発生します。
つまり、三越百貨店との、コラボ企画での、優待乗車券で有った様です。
   
開業当時は、銀座線だけの駅でしたが、平成元年1月26日に、半蔵門線が開業し、乗換駅となっています。
銀座線、半蔵門線の両駅は、いずれも島式ホーム1面2線で、両駅は改札外での連絡となっています。
また、遡る事、昭和47年には、当時の国鉄総武快速線新日本橋駅の開業に伴って、乗換業務を開始しています。
   
因に、東京地下鉄道は、昭和16年9月1日に、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)に、譲渡されています。
更に、平成16年4月1日には、営団地下鉄の民営化に因って、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に、継承されています。
優待乗車券、
三越前駅開業時の、初日券。
   

茜堂-競艇乗車票
茜堂-福岡ボート乗車票(表) 茜堂-福岡ボート乗車票(裏)

平成1年8月7日、乗車票(片道)、香椎〜福岡ボート前、JR九州発行、JR九緑地紋。

博多臨港線(部分廃線)香椎駅〜福岡ボート前駅(臨時)にて、福岡競艇場の開催期に、観戦者を対象として発行された、
福岡市、福岡都市圏競艇等事業組合が運賃を支払う、JR九州の臨時列車に依る、契約乗車票です。
   
博多臨港線(鹿児島本線貨物支線)は、香椎駅から延びる臨港線で、昭和57年11月14日に、福岡駅港〜福岡市場駅間が廃止。
続く昭和60年3月14日に、博多港駅〜福岡港駅間が、廃止(博多港駅構内線扱いで暫定使用)され、
平成10年4月1日には、福岡貨物ターミナル駅〜博多港駅間が、廃止されました。
   
廃線区間は、福岡貨物ターミナル駅、博多港駅、福岡ボート前駅(臨時)、福岡港駅、福岡市場駅。
現在の営業区間は、交流電化区間の香椎駅、千草操車場、福岡貨物ターミナル駅の、全長3.7Kmとなっています。
福岡競艇場開催期の、
貨物線、臨時旅客用の乗車票。
   

茜堂-特急優待乗車証
茜堂-特急優待乗車証(表) 茜堂-特急優待乗車証(裏)

平成1年5月3日、特急優待乗車証、特急第6はこね、箱根湯本-小田原〜新宿、箱根湯本駅発行、小田急、社地紋。

特急第6はこねの、特急料金を免除する、特急優待乗車証です。
裏面の注意書に依れば、表記の指定列車以外の、他の特急には使用出来ない旨と、発車5分前の乗車が記されています。
箱根湯本駅は、乗入れ先の箱根登山鉄道鉄道線の駅で、該当切符は小田原駅から使用している様です。
   
券面の「はこね」は、小田原線系統で、箱根登山鉄道鉄道線に乗入れ、箱根湯本駅まで運行する特急列車です。
因に「小田急ロマンスカー」は、小田急運行の特急列車や、特急車両を表す総称で、個々の特急列車の名称では有りません。
   
ロマンスカーの総称は、戦前から使用されていますが、和製英語の為、英語圏の方々からは、余り理解されていない様で、
鉄道で、唯一の国際デザインコンペティションで有る、ブルネル賞を60000形MSE車が、ウィーンで受賞した際、
地元の方から、6両と4両の2編成が、キスをするから「ロマンスカー」と言うのか、と問われたエピソードが有るそうです。
小田急電鉄の、
第6はこね、特急優待乗車証。
   

茜堂-国会議員指定票
茜堂-国会議員指定票(表)
特急つばめ、東京〜大阪、
国会議員、特急座席の指定票。
茜堂-国会議員指定票(裏)

昭和34年2月5日、国会議員特別急行列車座席指定票、特急つばめ、第9号車、東京〜大阪、交通公社内幸町発行。

当券の、国会議員特別急行列車座席指定票は、国会議員が国会議員用鉄道乗車証を使用し、
特別急行列車の、座席指定を使用する場合にのみ、1回に限り有効となります。
但し、特別急行列車の1等車には、使用出来ません。使用者名は画像処理を施しています。

   
この国会議員特別急行列車座席指定票の、甲片太枠内に必要事項を記載の上、駅に於いて乗車列車の指定を受けます。
下側がミシン線で切取られていますが、下部には乙片が有り、同内容を記載の上、駅側が保管致します。
乗車列車の指定を受けた後、当該列車に乗車出来ない場合は、直ちに指定取消しの、申出をしなければなりません。
   

衆議院議員が使用した券ですが、実座席が満席の場合は発行されず、優先的に座席が確保される物では無かった様です。
制度改正の一つとして、昭和33年11月1日官報記載、5日後の6日発令の、国有鉄道政令第298号に依れば、
昭和33年11月1日に、国会議員の国鉄無賃乗車令を改正し、1等車に乗車する場合には、特急料金を無賃扱いとしたそうです。
   


茜堂-国会議員指定票(表) 茜堂-国会議員指定票(裏)

昭和29年8月2日、国会議員特別2等車指定票、第39列車、第2号車、東京〜神戸、交通公社内幸町発行。

当券の、国会議員特別2等車指定票は、国会議員が国会議員用鉄道乗車証を使用し、
特別2等車を使用する場合にのみ、1回に限り有効となります。但し、特別急行列車の特別2等車には、使用出来ません。

   
特別2等車とは、昭和26年11月1日から登場した車両で、進駐軍の提言を受けて設けた、リクライニングシートの2等車で、
従来の2等車との設備の格差から、別料金(後のグリーン料金)が設定され、通称、特ロ券と呼ばれていました。
昭和33年7月24日に、座席指定制度が始まったと同時に、特別2等車は姿を消しています。
   

この時期の第39列車は、東京〜鹿児島間の、下り急行筑紫(つくし)ですが、特別2等車(特ロ)は、2号車では無く、4号車です。
指定票では、2号車と記入されていますが、2号車は只の2等車ですので、発行時の誤記入だと思われます。



故郷神戸沿線の優待券類=茜堂

茜堂-優待切符 以下の券の内、神戸市電気局では、市の公職に関わる関係者や、阪急等では野球関係者に発行されています。
野球関係が多いのは、阪急ブレーブスがホームグラウンドとする、西宮球場が位置し、その為、自ずと多くなって居ります。
   


茜堂-神戸市バス優待切符
茜堂-神戸市電優待切符

昭和4年10月1日〜翌年5月31日、優待乗車券、、市会議員、腰のある軟券、裏面注意縦書、神戸市電気局発行。
昭和10年4月1日〜翌年9月30日、乗合自動車(市バス)乗車證、市会議員、腰のある軟券、裏面注意縦書、神戸市電気局発行。


神戸市電気局が、市会議員等の行政関係者に発行した、期間限定の乗車無料の券。右の券は、乗合自動車(市バス)乗車證。
期間限定の乗車無料の券。使用人氏名記載部分は、画像処理を施しています。

   


茜堂-神戸市電優待切符 茜堂-神戸市バス優待切符

昭和13年4月1日〜9月30日、優待乗車券、電車(市電)、市会議員、腰のある軟券、裏面注意縦書、神戸市電気局発行。
昭和17年4月1日〜9月30日、電車優待乗車券、乗合自動車(市バス)乗車證、市会議員、腰のある軟券、
裏面注意縦書、神戸市電気局発行。


神戸市電気局が、市会議員等の行政関係者に発行した、期間限定の乗車無料の券。右の券は、乗合自動車(市バス)乗車證併用券。
期間限定の乗車無料の券。使用人氏名記載部分は、画像処理を施しています。

   


茜堂-阪急乗車證
茜堂-阪急乗車證

昭和29年7月10日〜8月1日、乗車證、神戸線、野球大会個人、軟券、裏面注意縦書、京阪神急行電鉄本社発行。
昭和30年3月12日〜3月21日、乗車證、神戸線、野球大会個人、軟券、裏面注意縦書、京阪神急行電鉄本社発行。


京阪神急行電鉄株式会社(阪急)が、野球大会で、西宮球場を使用する関係者に発行した、期間限定の乗車無料の券。
使用人氏名記載部分は、画像処理を施しています。
   

茜堂-社用乗車券
茜堂-阪神社用乗車券
社内向けに発行した、
自社用の、全線往復乗車券。

昭和10年2月7日、阪神電車社用乗車券、全線、軟券、裏面無地阪で神電気鉄道本社庶務課印押印、阪神発行。

阪神電気鉄道株式会社が、社内向けに発行した社用の乗車券です。往復券(上段列上り、上段列下り)として、
全線使用が可能な乗車券で、使用日限定の、一日当日限りの乗車券。使用日が間違っている様で、訂正印が押されています。
   

茜堂-株主優待切符
茜堂-阪神株主優待乗車証 茜堂-特別乗車券
一定の株式を保有している、
株主への、期間限定優待乗車券。

昭和6年8月14〜31日、特別乗車券、全線、軟券、発行内容不明、
裏面注意書と発行押印有り、神戸有馬電気鉄道。

昭和46年6月1日〜昭和46年11月30日、阪神電鉄株主優待乗車証、裏面注意書き、阪神発行。

阪神電気鉄道株式会社の、所有株数12000株以上の、株主に発行された物で、阪神電車線のみ有効の株主優待乗車券。
有効期間中でも、期間中所有株数が、規定株未満になると、その時点で失効となる物です。
使用人氏名記載部分は、画像処理を施しています。
   
優待切符には、感謝の意を込めた物から、沿線でのスポーツやイベント等を、スムーズに進行させる為の物や、
株主や上客等、ある種の対価に応じて発行された物、また、社員や、その家族に対して発行された物や、
業務上、発行された物、社外からの視察等で発行された物等、発行過程は多種多様となっています。
   
或は、国策に因って発行された物等、様々な因子要因が折り重なって、発行に至っています。




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