アメリカの鉄道・蒸気機関車/茜堂

【アメリカ西海岸と常夏の島ハワイの鉄道=茜堂】


日本の蒸気機関車が、終焉を迎える頃、
幾多の鉄道ファンは、茜堂と同じく、その勇姿を海外に求めるようになりました。
昭和51年の夏、まだ1ドルのレートが360円の時代。
USドルの海外持ち出しに規制が有り、パスポートにも、持出し額の銀行証印が必要でした。
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先進国のアメリカでは、当時でも古の昔に、無煙化されていますので、観光列車のSL牽引しか残されていません。
西海岸には温暖な気候の為か、数多くの観光列車のスポットが有ります。
狙い目は、ヨセミテ森林鉄道のシェイギヤード機と、
フォートブラッグのマレー機で、どちらも多くの観光客を乗せて、賑わっています。


ヨセミテマウントシュガーパイン鉄道には、
NO.10のシェイと、NO.5のスモールディーゼル機が、頑張っています。


茜堂-USAシェイ


駅を出てしばらくすると、給水ポイントに到着、停車中のヨセミテマウントシュガーパイン鉄道の、シェイNO.10。
左側に有るのが給水スポートで、小高い丘
に給水タンクが、設置されています。
右側にはログカーが、伐採木を積んだ状態で置かれています。

カマの後ろには、ログカーに丸太のロングシートが設置された、フルオープンの客車が連なります。


茜堂-USAシェイ

エンジンハウス前にて、佇む。



茜堂-USAシェイ


二本の格納線を持つ、雰囲気満点の木造の車庫。左後ろには駅が見えます。
心無しかカマは、右側に傾いている様です。



茜堂-USAシェイ

出発前に、機関士と整備士が何やら相談。後ろには保線用スピーダー、愛称はジェニー。


茜堂-USAシェイ
茜堂-USAシェイ

勢い良く放出する、真っ白いドレインの、量と音には迫力が有る。演出効果満点のセレモニー。

茜堂-USAシェイとティンバートレッスル
茜堂-USAシェイとティンバートレッスル

本線の見所、コールドスプリングの、ティンバートレッスルを渡る、前向きのシーン。

茜堂-USAシェイとティンバートレッスル

コールドスプリングの、ティンバートレッスルを渡る、後向きのシーン。
高さは30フィートで、結構スリリング。

筆者は重い機材を抱え橋を渡ったが、枕木の間から風が吹き、かなり怖かった。
駅では機回し線を、終着点ではループを回って来る為に、一往復毎に、前後向きでの牽引となって来るので、結構楽しめます。

茜堂-USAスモールディーゼル

側線に停車中の、ログカーとタンク車に挿まれている、スモールディーゼルのNO.5。

茜堂-USAシェイエンジン

迫力の有るエンジン部、剥き出しのギアには、近寄りがたい恐さが有ります。

茜堂-USAシェイ

機関助士のロバートさん。




カリフォルニアウエスタン鉄道のカタログでは、NO.55の大型ディーゼル機、NO.45のD形蒸機、NO.M-100のディーゼルカーがラインナップ。

実際のカリフォルニアウエスタン鉄道の所属では、以上の3機種は撮影時には、在籍していませんでした
蒸機では嬉しい事にD形(1D1)では無く、マレー機(NO.46-4シリンダー-1CC1)に変更され、
更にディーゼルカー(箱形)は、流線形のディーゼルカーNO.M-300に、変更されていました。


カラーリングはカタログ同様で、蒸機が黒と赤の定番ツートン。ディーゼルカーは銀屋根で、お洒落なイエローボディー。
とにかく当時の情報が今一で、マレー機が入ったかも知れない程度のお話で渡航です。


茜堂-USAスーパースカンクDC
茜堂-USA46マレー

シェークシティー近くの、ティンバートレッスルを渡る、イエローのスカンクNO.M-300と、蒸気機関車NO.46のスーパースカンク

茜堂-USA保線用スピーダー

保線用スピーダーが、お供の無蓋車2両を連れて、離合の為に側線へ進入

茜堂-USA46マレー
茜堂-USA46マレー

小高い丘の上から、全編成を俯瞰。隣には、お供を連れたスピーダーが、離合待ち。

茜堂-USA46マレー
茜堂-USA46マレー

ダブルルーフの、客車5両を従えて掛け上る、4シリンダーのサイドビュー

茜堂-サザンパシフィック鉄道のDL四重連

サザンパシフィック鉄道のDL四重連、ウィリッツ駅にて
最後尾が全く見えない程の、長大編成の貨物は、スタートしてから最後尾を見送るのに、30分近く掛かります。

茜堂-USA立看板

ウィリッツ駅から少し離れた山林で見掛けた、
不動産屋さんの、手書きの電話番号が有る、日本町(NIHON MACHI)セールの、立て看板


茜堂-ランドリー

サンフランシスコ市内への移動中、ワイナリーに寄道、ユカイア市。
車はアメ車オンリーでTOYOTAは居ない、ランドリー、カラーとモノクロのコラボ、画像処理。


茜堂-サンフランシスコのケーブルカー

カリフォルニアラインのケーブルカー、左にバンクオブアメリカ。バンネスアベニューの終点。
京都風に碁盤の目呼称ではカリフォルニアストリートバンネスアベニューとなる。
前方の大きなビル付近が、ノブヒルで超高級住宅街。サンフランシスコの街では一番の高台で、その眺望は素晴らしい。

茜堂-サンフランシスコのトロリーバス

ジャクソン行のトロリーバス。




夕焼けが照り返す、サンフランシスコの街中、
到着時のロサンゼルス国際空港とは別の、サンフランシスコ国際空港へと向かう。

アメリカ大陸北の果て、アラスカ州のアンカレッジ空港で、トランジットの為、羽を伸ばして暫し一休み。
深夜のラウンジで、関西風の狐うどんを食する。

お店の方々は、シフトで日本から、飛行機通勤をしているとの事でした。

茜堂-サンフランシスコ市内


6年後の昭和57年8月14日、
ハワイのラハイナカーナパリアンドパシフィック鉄道の蒸機を、求めて出発。

事前に入手しておいた、鉄道会社の公式カタログでは、1B1乍ら、弁慶号の様な可愛いロコが載っています。
こちらは、不運にも急遽のドック入りで、ミニディーゼル機がピンチヒッター。


茜堂-ハワイDL

海外の鉄道情報は、非常にアバウトです。
蒸機の稼動を、しっかり確認した、つもりなんですが、
目的のカマには、シートが掛けられて、テンダーの一部しか望めませんでした。




撮影地の名称は、必ずしも駅名を表すものでは有りません。
掲載写真は、茜堂による原盤ネガ及び原盤ポジからの画像の為、無断複写は禁じております。
上記解説に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。

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