月刊写真/茜堂

【思い出の今月の鉄道写真=茜堂】


思い出の今月の鉄道写真一枚は、リバイバル画像として、掲載しています。
茜堂の鐵路趣味の、今月の鉄道写真一枚のバックヤードを、ご要望にお応えし、別頁で復活動態保存をさせて頂きました。

大きな掲載画像は、1点のみ。
昨今、復活動態保存機のSL達が、各地で活躍をする中、静態保存に転ずるカマ達も有り、不安定な要素の中、
当頁では容量の続く限り、存続して行く所存です。宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。

尚、今回、画像に対してのコメントを、
下段に於いて付記して居りますので、併せてお楽しみ下さいませ。


茜堂-D61 4号機

2018/8/1掲載、前後連本務機、6783列車、D61 4号機、留萌本線、深川駅。





【思い出の今月の鉄道写真に寄せて=茜堂】



■2018年度掲載■
茜堂思い出の今月の鉄道写真に寄せて。

D61は、国鉄の貨物用テンダー機で、国鉄最後の新形式蒸気機関車として、昭和34年から36年に掛けて、
浜松工場、郡山工場にて、優良機のD51から、丙線向けに軸重軽減改造を施し、その内容は従台車の二軸化となっています。
当時、D51の余剰が無かった事から、僅か6両の改造に止まり、その全機が、留萌本線と羽幌線に投入されました。

二軸従台車の装備から、キャブの振動が少なく、乗務員にとっては快適でしたが、その反面、軸重軽減化のおかげで、
動輪の空転が目立ち、留萌区でのD51が余剰になる頃には、冬場の運用には敬遠される様になります。

その為、晩年は出番も少なくなり、D51の補佐的仕業が多くなり、検査切れ順に用途廃止される事となります。
D61 4号機(前D51 224号機)は、転用される事無く、形式最終廃車機関車となり、昭和49年6月25日に、深川機関区にて廃車されます。
僚機では現在唯一、D61 3号機(前D51 181号機)のみ、留萌市郊外の見晴公園にて、静態保存されています。

深川機関区は、北海道北西部の、留萌市、小平町、羽幌町、沼田町にまたがる、炭田地帯からなる留萌炭田から、
石炭を運搬する要所の一つで、羽幌線、留萌本線、函館本線、室蘭本線を経由し、室蘭へと搬出します。

上り貨物での運用では、セキに満載の石炭を運ぶ為に、留萌本線、留萌駅〜深川駅までの、山越えでは前後連(プッシュプル)で挑みます。
スイッチバック後は、室蘭本線での最大2400トン牽引、最長63両のセキを、D51での一本牽きが有名でした。
下り貨物は、空のセキを運ぶ為、SLの迫力は望めませんでしたが、連なるセキの長さは、やはり迫力が有りました。

写真の6783列車は、戻り(下り)の石炭列車ですので、空のセキですが、やはり留萌本線での山越えでは、前後連で挑みます。
深川駅着のD51は、ここで切り離され、転向した別のD51が後部補機に付き、本務機をD61 4号機が務めます。





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