月刊写真/茜堂

【思い出の今月の鉄道写真=茜堂】


思い出の今月の鉄道写真一枚は、リバイバル画像として、掲載しています。
茜堂の鐵路趣味の、今月の鉄道写真一枚のバックヤードを、ご要望にお応えし、別頁で復活動態保存をさせて頂きました。

大きな掲載画像は、1点のみ。
昨今、復活動態保存機のSL達が、各地で活躍をする中、静態保存に転ずるカマ達も有り、不安定な要素の中、
当頁では容量の続く限り、存続して行く所存です。宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。

尚、今回、画像に対してのコメントを、
下段に於いて付記して居りますので、併せてお楽しみ下さいませ。


茜堂-9633小樽築港機関区

2018/7/1掲載、9633号機
、小樽築港機関区、給炭所。






【思い出の今月の鉄道写真に寄せて=茜堂】



■2018年度掲載■
茜堂思い出の今月の鉄道写真に寄せて。

9633号機は、大正3年11月に川崎造船所兵庫工場で新製され、東京局に配備されます。
直江津区、松本区、上諏訪区、甲府区、富山区を経て、昭和14年9月18日に小樽築港機関区倶知安支区に転配されます。
倶知安支区は、昭和14年11月1日に倶知安機関区に昇格され、9633号機は、二つ目改造はされずに活躍します。

倶知安機関区から、昭和30年3月28日に、小樽築港機関区に転配されてからは、構内の入換専用機として活躍をします。
昭和42年4月から、鉄道員の生涯を舞台とした、NHK朝の連続TV番組「旅路」に、塩谷駅を中心に出演しています。
撮影の時期には、前照灯の副灯(シールドビーム)は、付けられておらず、翌年辺りに、小樽築港機関区にて装備されています。

昭和46年11月11日には、国鉄制作映画「蒸気機関車-その百年」の撮影用機関車として、C62 2号機と共に梅小路区に貸出をします。
小樽築港機関区に戻って来た、9633号機は、翌月23日に、苗穂工場で全検を受けています。

画像は全検後、梅小路機関区へ転出する前で、職員達からの、惜別の化粧装備の姿が輝いて見えます。
この後、転車台に乗り出区線へと向かい、機関士、機関助士との記念撮影が始まります。

転出迄は、庫の横に留置され、最後の食事だとばかり、テンダーには使う事の無い石炭が、山積みにされています。
後ろに写っているのは、石炭を積み込む給炭所で2線を有し、雪国ならではのホッパー庫となっています。

昭和47年9月24日には、小樽築港機関区から梅小路機関区へと、展示車両として転配されます。
昭和54年3月28日、同区にて廃車され、無火の備品として梅小路蒸気機関館で、静態保存機として展示されます。
その後の9633号機は、イベント等でラウンドハウス(扇形車庫)から、出されたりもしています。




■追加画像=2018/9/1■
給炭後に出庫線へ入る為、ターンテーブル(転車台)へと向かう、9633号機の後ろ姿。
テンダー梯子のゼブラ板は、開放となっています。


茜堂-9633小樽築港機関区

当時の小樽築港機関区は、若番(1線)〜老番(30線)もの、半円を越える大型扇形車庫を有し、
転出前の9633号機は、煤を被るからか、庫内では無く、画面左側の、老番外側の側線に留置されていました。
庫内には、C62、D51、C12、9600等が身を寄せています。

ナックルカプラーには、銀色塗装、バーや手摺関連にはステンレス装備。
煙室扉やテンダーへの、トラ塗り(警戒色)時代とは、見違える様な美男子となっています。
いよ〜千両役者、との職員達の声が、聞こえて来る様です。





当ページの掲載写真は、茜堂による原盤ネガや原盤ポジからの画像、
或はデジタル撮影画像の為、無断複写や画像への直リンクは禁じております。
上記記述に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。
茜堂-リンクバー
茜堂-月刊鉄道写真茜堂-鐵路趣味