月刊写真/茜堂

【思い出の今月の鉄道写真=茜堂】


思い出の今月の鉄道写真一枚は、リバイバル画像として、掲載しています。
茜堂の鐵路趣味の、今月の鉄道写真一枚のバックヤードを、ご要望にお応えし、別頁で復活動態保存をさせて頂きました。

大きな掲載画像は、1点のみ。
昨今、復活動態保存機のSL達が、各地で活躍をする中、静態保存に転ずるカマ達も有り、不安定な要素の中、
当頁では容量の続く限り、存続して行く所存です。宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。

尚、今回、画像に対してのコメントを、
下段に於いて付記して居りますので、併せてお楽しみ下さいませ。


茜堂-キハ40

2017/6/1掲載、キハ40 8063、6627D列車、筑豊本線、筑前内野駅。





【思い出の今月の鉄道写真に寄せて=茜堂】



■2017年度掲載■
茜堂思い出の今月の鉄道写真に寄せて。

筑豊本線最大の難所、冷水峠に挑む、所謂2代目キハ40は、ローカル線の代表格でした。
キハ40系は、キハ40形(2代)、キハ47形、キハ48形からなり、昭和52年〜57年に、計888両が製造され、全国の非電化路線に投入。
電車に近い、車体構造の大型気動車両で、客室の快適性や、走行機器が、大幅に刷新されました。

筑前内野駅は、昭和3年7月15日に、鉄道省の長尾駅(現、桂川駅)〜筑前内野駅間の、開通と同時に開業しています。
本来は、日鉄嘉穂鉱業所上穂波抗専用線と、接続させる為、上穂波駅迄の延伸予定でしたが、
終着駅としての、内野宿の知名度を上げる為の、住民運動が功を制し、当駅迄の延伸がなされています。

然し乍ら、僅か一年後には、冷水峠を越え原田駅迄延伸され、終着駅としての住民の思惑は、外れる事となりました。

冷水峠を貫く冷水隧道、昭和24年には筑前山家側に、隧道内に充満する煙対策で、排煙設備が設けられました。
隧道内のサミットから内野側3.3‰、山家側4.5‰の拝み勾配を持ち、隧道前後を25‰もの急勾配で挟まれ、SLの難関区間でした。
現在は、排煙設備の機器や建屋は撤去され、足組のコンクリートアーチが、遺構として残っています。

冷水隧道は、全長3,286m、2Km越えの長大隧道(現定義5Km)では5番目の古さで、昭和4年12月7日開業時では、九州最長の隧道でした。
筑前内野駅、筑前山家駅の両駅は、今では、離合設備は廃止され、不要となったホームのみが、残されています。

内野には、旧長崎街道の筑前六宿の一つ、内野宿が有り、江戸時代の道が残され、宿場町の情緒有る面影が残されています。
東構口から西構口まで、約600m程が整備され、中程の丁字路付近で線路を越えると、本陣跡へ通じます。
冷水峠には、当時の石畳が残され、平成8年に文化庁の「歴史の道百選」に、選定されています。





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