月刊写真/茜堂

【思い出の今月の鉄道写真=茜堂】


思い出の今月の鉄道写真一枚は、リバイバル画像として、掲載しています。
茜堂の鐵路趣味の、今月の鉄道写真一枚のバックヤードを、ご要望にお応えし、別頁で復活動態保存をさせて頂きました。

大きな掲載画像は、1点のみ。
昨今、復活動態保存機のSL達が、各地で活躍をする中、静態保存に転ずるカマ達も有り、不安定な要素の中、
当頁では容量の続く限り、存続して行く所存です。宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。

尚、今回、画像に対してのコメントを、
下段に於いて付記して居りますので、併せてお楽しみ下さいませ。


茜堂-D51146+D51345

2015/9/1掲載、D51 146(先務機)、D51 345(本務機)、重連貨物、6203列車、室蘭本線、社台駅。





【思い出の今月の鉄道写真に寄せて=茜堂】



■2015年度掲載■
茜堂思い出の今月の鉄道写真に寄せて。

重連貨物の牽引機は、先務機がD51 146号機、本務機はD51 345号機、岩見沢駅を経て、函館本背の深川駅迄走り、
深川駅からは、深川機関区のD51、D61が前後連(プッシュプル)の仕業で、留萌本線に入ります。

本務機のD51 345号機は、煙突が独特な平たい形状の、ギースルエジェクタ(Giesel Ejector)を、装着しています。
高燃焼補助装置(Giesel Ejector with Super Heat Booster)で、国鉄での名称は、ギースル式誘導通風装置と、言われています。
オーストリア国鉄から伝わり、開発者のウィーン工科大学教授の、ギースル氏の名前に因まれています。

装置は、煙室内に一列に設置された、特殊ブラスト管と、燃焼効率を高める為の、特殊な形状の煙突からなっていて、
通常見られる円筒形の煙突ではなく、前後に細長い長円形で、正面から見ると細く、側面から見れば、逆台形の様な形をしています。

昭和38年3月8日に、輸入装備を、上諏訪機関区所属のD51 349号機に、長野工場にて取り付け、中央本線で効果試験を実施し、
続きD51 357号機に装着、その後、ライセンスを取得した理研金属工業が製造し、D51型34両に装着されています。
ライセンス取得前の、装置輸入品も含めると計36両が、本装置を装備し、本形式以外への装備は行われなかった。

装備機配置機関区は5箇所で、主に北海道に配備され、その多くは追分機関区に、重点的に配置されていました。
秋田機関区では8両のD51に、装着されていますが、これは4両での、廃車による装置の移設に因るもので、
多くは装備した侭、廃車となっていますが、直方機関区に転属後の315号機等、通常型の煙突に戻した装備機も存在します。

D51 345号機は、昭和43年3月25日に、苗穂工場にてギースル化された後、昭和51年3月10日、追分機関区で廃車され、
兵庫県太子山公園にて、静態保全をされていますが、残念な事に、パイプ煙突に換えられています。





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