月刊写真/茜堂

【思い出の今月の鉄道写真=茜堂】


思い出の今月の鉄道写真一枚は、リバイバル画像として、掲載しています。
茜堂の鐵路趣味の、今月の鉄道写真一枚のバックヤードを、ご要望にお応えし、別頁で復活動態保存をさせて頂きました。

大きな掲載画像は、1点のみ。
昨今、復活動態保存機のSL達が、各地で活躍をする中、静態保存に転ずるカマ達も有り、不安定な要素の中、
当頁では容量の続く限り、存続して行く所存です。宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。

尚、今回、画像に対してのコメントを、
下段に於いて付記して居りますので、併せてお楽しみ下さいませ。


茜堂-高森線C12208

2015/7/1掲載、C12 208号機、緑ナンバー機、混125列車、高森線、立野駅〜長陽駅。





【思い出の今月の鉄道写真に寄せて=茜堂】



■2015年度掲載■
茜堂思い出の今月の鉄道写真に寄せて。

C12 208号機は、熊本区のナンバーカラーの緑を掲げ、前照灯は基本形の、LP42が決まっています。
混合列車は、一本の列車に客車と貨車を連結し、ローカル線等で合理面を優先した運行形態で、ミキストとも呼ばれています。
スイッチバックで有名な、立野駅を出ると直ぐ、小さな踏切に差し掛かり、九州では珍しい鋼製トレッスル橋の、立野橋梁に進入します。

高森線は、豊肥本線の前身となる、宮地線の支線として、高森から三田井(高千穂)を経て、延岡駅までの延伸計画の基に、
昭和3年2月12日に、長陽駅、阿蘇下田駅、中松駅、阿蘇白川駅、高森駅を新設し、立野駅〜高森間が開業。
昭和3年12月2日には、豊肥本線の全線開通により、立野駅〜高森駅間を、高森線として分離します。

昭和50年2月、高森駅手前から高千穂に抜ける、トンネル掘削中の、異常出水事故に因り、高森町内の井戸水が枯れる問題が発生し、
昭和51年9月に、工事の一時中断があり、昭和55年の国鉄再建法成立により、高森〜高千穂間の鉄道建設を凍結します。

C12 208号機は、昭和14年7月31日に、日本車輌名古屋で製造され、南延岡区に配置されます。
その後、鳥栖区、西戸崎区、門司区、吉塚区、香椎区、鹿児島区を経て、熊本区へ、昭和50年3月10日に、同区にて廃車。
九州一筋のカマで、熊本区での最終在籍のSLとなり、また後の、復活動態保存機を除く、国鉄でのC12形式最終廃車機でも有ります。

廃車後は、長らく岐阜県の遊園地「養老ランド」で、ワム94283、ワフ22184を後ろに従えて、保存展示されていました。
その後、C12 208号機は、大井川鐵道に売却され、昭和1994年2月に、ひっそりと新金谷に搬入されました。
悲しい事に、機関車としてでは無く、大井川鐵道の保存機関車の、部品確保用の備品として、引込み線に留置される様になります。

その後、きかんしゃトーマスに登場する、パーシーに改造され、平成27年4月21日に、千頭駅構内に展示されました。





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