月刊写真/茜堂

【思い出の今月の鉄道写真=茜堂】


思い出の今月の鉄道写真一枚は、リバイバル画像として、掲載しています。
茜堂の鐵路趣味の、今月の鉄道写真一枚のバックヤードを、ご要望にお応えし、別頁で復活動態保存をさせて頂きました。

大きな掲載画像は、1点のみ。
昨今、復活動態保存機のSL達が、各地で活躍をする中、静態保存に転ずるカマ達も有り、不安定な要素の中、
当頁では容量の続く限り、存続して行く所存です。宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。

尚、今回、画像に対してのコメントを、
下段に於いて付記して居りますので、併せてお楽しみ下さいませ。


茜堂-豊橋EF1030

2014/6/1掲載、EF10 30号機、豊橋機関区所属、飯田線上り貨物、豊橋駅。





【思い出の今月の鉄道写真に寄せて=茜堂】



■2014年度掲載■
茜堂思い出の今月の鉄道写真に寄せて。

大形F級貨物用電気機関車、EF10 30号機は、製番4014にて三次型として、昭和15年3月29に、日立製作所で新製され、
昭和15年4月7日に、国府津区に配置されています。昭和53年1月18日に、豊橋区にて廃車されました。

昭和9年から、昭和16年にかけて日立製作所、汽車製造、三菱重工業、川崎重工業、日本車輌製造で、41両が製造されています。
その間、数度に於いて増備の為、同一形式で3種の異なる車体形状を持ち、棒状や鋳鋼製など違った台車形態等、容姿豊かな電機となっています。

車体形状的に16号機迄は、EF53形に準じ、リベット組立された角張った車体を持ち、古豪の強者と言った風格が有りましたが、
17号機から24号機は、前年登場のEF11形4号機に酷似した、丸みの強い溶接構造の、半流線型車体に変わっています。
25号機以降は、EF56形後期形に準じた、簡素な角形溶接車体となっています。

また、台車形状も、製造時期に因り変化していて、大半は旧型電気機関車が履く、一般的な棒台枠構造のHT56でしたが、
一部に、住友金属工業製の一体鋳鋼台車のHT57(17、20?24号機)、HT58(30?33号機)を、装着した物が有り、当機は、HT58を履いていました。
大型の一体鋳鋼台車は、剛性は高かったものの、現場での台車搭載機器の整備性に難が有り、製造メーカーも住友に限定されていました。

25号機以降は、昭和17年に完成した、下関〜門司間の関門トンネル電化区間への、投入を前提に製造されています。
太平洋戦争末期は、本州〜九州間の物資輸送の要で有る事から、輸送力の確保と強化の為、当時在籍したDE10の過半数が、投入されています。
昭和28年以降、24、27、35、37、41号機の各機が、塩害防止で骨組みはそのまま、外板をステンレスに張り替える、日本初の改造を受けています。

晩年は、後継の新鋭機関車の投入に伴い、地方線区へと活躍の場を移しながら、昭和58年に全廃となる迄、活躍していました。
飯田線では、豊橋機関区に配置され、南部の豊橋〜元善光寺間の貨物列車牽引に活躍し、旧形国電晩年の時期を共に過ごしてます。





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