京都市電の切符/茜堂
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京都市内電車の明治切符=茜堂
茜堂-京都市電茜堂-京都市電の切符続編茜堂-鐵路趣味
茜堂-路面電車事始 四季折々の風情の中、明治28年2月1日から、永らく市民や観光客の足として、活躍して来た、京都の路面電車。
歴史ある、神社仏閣を縫うように、都大路を駆け抜けた、京電や京都市電の懐かしの電車達。
現在では残念ながら、その姿にはもう会えませんが、時代を駆け抜けた証として、京都市電の切符類が残されています。
   

古い乗車券や記念乗車券、定期券、回数券、優待券や一日乗車券など、懐かしの市電切符を紹介致します。

茜堂-N電
N電、狭軌1型、博物館明治村。

京都市電の乗車券類を紹介する前に、茜堂では市電へと編入された、日本初の市街電車、京電の切符を先に紹介します。
路面電車の愛称、チンチン電車の事始めが、この京都電気鉄道(通称=京電)となります。
   

市営化後に、京都電気鉄道が保有していた車両は、狭軌用であった為に、ナロー(narrow)の頭文字から、N電と呼ばれました。
上記写真は、名古屋の博物館明治村の、動態保存車両、狭軌1型、明治44年製の改番1号車。
撮影は、昭和57年7月17日、進行方向後部。

現在、京都梅小路公園にも27号車が、動態保存されています。
   

茜堂-路面電車初期の切符
茜堂-京電乗車券(2銭) 茜堂-京電乗車券(3銭)

金貳銭普通乗車券(裏面共、無地)、金参銭普通乗車券(裏面共、薄緑中太線3条と細線3条の計6条)。
   

茜堂-京電乗車券(4銭) 茜堂-京電乗車券(5銭)
明治28年2月1日、
日本初の路面電車が開業。

金四銭普通乗車券(裏面共、赤色)、金五銭普通乗車券(裏面共、薄紫太線3条と中太線3条の計6条)。
   

茜堂-京電乗車券(6銭) 茜堂-京電乗車券(7銭)

金六銭普通乗車券(裏面共、青色)、金七銭普通乗車券(裏面共、上橙色下白地)。
   

茜堂-京電乗車券(8銭) 茜堂-京電乗車券(9銭)

金八銭普通乗車券(裏面共、紫色)、金九銭普通乗車券(裏面共、上緑色下白地)。

明治28年2月1日に、日本初の電気鉄道として、開業した京都電気鉄道(京電)の、
明治後期から大正初期に使用された、金額式片道乗車券。京都電気鉄道は、大正7年7月1日に、京都市に買収され、
その多くの路線は、広軌化(北野線のみ狭軌のまま)され、京都市電へと引き継がれました。
その後、均一運賃制へと移行されます。
   

二銭から九銭まで、それぞれの色柄により乗車金額が、区別されています。
尚、五銭券の裏面には4つの数字が入った、三条小橋の青色スタンプが、押されていますが、詳細は不明です。
切符サイズは、3.7×6センチ前後の、右書表示の軟券。




明治開業時の京都市電記念乗車券=茜堂

茜堂-京都市電開業 明治45年6月11日、京都市電気軌道事務所(後の京都市交通局)発足。
同日、
京都市電烏丸線(七條驛前〜烏丸丸太町)、千本大宮線(壬生車庫前 〜千本丸太町)、
四条線(四条西洞院〜四条小橋)、丸太町線(烏丸丸太町〜千本丸太町)の4路線が開業し、壬生車庫が設置されました。

   
これにより、京都電気鉄道と京都市電による、京都市内電車の、競合時代が始まりました。
次の記念乗車券は、京都市営電気軌道(京都市電)開業時の物で、試乗券を兼ねて、無賃乗車券が添付されています。

   

茜堂-京都市電開業記念乗車券

明治45年6月11日、京都市営電気軌道開通記念乗車券、エンボス(型押し)加工、半硬券、右書き表示、表面。

券面サイズは、12.5×21センチの、かなり大振りの半硬券、大祭祝日と日曜表が記載され、本体は縦3ツ折。
使用前の乗車券は、右側に連なっていて、使用後の乗車券は切離されます。無賃乗車券は、下段に掲載しています。

   


茜堂-京都市電開業記念乗車券(中面)

京都市営電気軌道開通記念乗車券、半硬券、右書き表示、裏面(中面)。

路線図の赤実線が、京都市電の路線、赤破線は京都市電の開業予定路線、黒実線が、京都電気鉄道の路線。
凹みの有る部分は、表面のエンボス(型押し)による物。

   


茜堂-京都市電開業記念乗車券
京都市営電気軌道開通記念乗車券、無賃乗車券部分、右書き表示。

切符部サイズは、12.5×4.3センチ。
切離された無賃乗車券部分、本体設置状態から見た裏面(中面)、表面無地、
丁度このままの状態で、中面の左側に添付されていました。

有効期間は開業後の10日間、片道1回限り有効(乗継ぎ可能)、
千本丸太町にて、乗継ぎ(乗換)を、使用しています。

乗車券の地図は、路線概要図と異なり、左側が七条となっています。
乗車時は、本体より切離しての使用は不可。
乗車後、本券は回収されます。


本体裏面(中面)には路線図の他に、乗車賃金案内、備考として、細かな乗車区間の注意や運賃制度が、印刷されています。
券面によると、京都市電の運賃は、普通券(片道毎1区金貳銭)、(片道の2倍、以上の他券1枚に付き各通行税金壱銭)、
回数券(55区分通行税共金壱圓五銭、27区分金五十五銭)となっています。


次に、大正2〜3年時の、絵葉書タイプの往復乗車券を、紹介致します。
   


茜堂-絵葉書の往復乗車券
茜堂-京都市記念往復乗車券

大正2年6月11日、絵葉書タイプ往復乗車券(裏面、モスグリーン1色、京都市電気軌道事務所発行のハガキ)、半硬券。

絵葉書タイプの往復切符は、大正2年6月11日〜6月30日の、20日間有効となっていて、切離し無効。
切符全体サイズは、9.1×17センチの、右書表示の半硬券。表面には、金刷りが施されています。
   

使用後は、切離され、
絵葉書として使用出来ます。
茜堂-京都市記念往復乗車券

大正3年8月1日、絵葉書タイプ往復乗車券(裏面、モスグリーン1色、京都市電気軌道事務所発行のハガキ)、半硬券。

絵葉書タイプの往復切符は、大正3年8月1日〜8月31日の、31日間有効となっていて、切離し無効。
切符全体サイズは、9.1×17センチの、右書表示の半硬券。表面には、銀刷りが施されています。
   

茜堂-京都市記念往復乗車券

大正3年8月21日、絵葉書タイプ往復乗車券(裏面、モスグリーン1色、京都市電気軌道事務所発行のハガキ)、半硬券。

絵葉書タイプの往復切符は、大正3年8月21日〜9月13日の、21日間有効となっていて、切離し無効。
切符全体サイズは、9.1×17センチの、右書表示の半硬券。
以上の画像6点は、他の画像と比べ縮小しています。

   

大正7年7月1日には、京都市が、京都電気鉄道株式会社(京電)を買収し、
京都電気鉄道全線を、京都市電の路線として編入。その際、京電の木屋町線(塩小路〜七条高倉)は、休止されました。
京都市電の路線は、開業時の4路線から統合迄、延伸路線も含め22箇所となりました。



京都市電の乗務員募集広告葉書=茜堂

茜堂-乗務員募集ハガキ 京都市電の車掌、運転手の一般募集を県外に渡り、広告葉書で告知しています。
   

茜堂-乗務員募集ハガキ
四国、香川県での面接内容が、記載されています。
当時、エリア指定でポスティング(宅配)された、広告葉書です。
逓信省により、配達されました。
   
内容は、21日、高松。22日、丸亀。
23日、観音寺。共に採否即決の記載が有ります。
赴任日は、大正8年11月となっています。
   
京都市の職員に、なる訳ですから、
身元のしっかりした人を、採用する為の、
書類内容が掲示されています。
茜堂-乗務員募集ハガキ

大正8年に、四国香川県で配付された、京都市営電電の車掌と運転手募集の、逓信省が取扱った広告郵便。
逓信省は、後の郵政省で現在は、日本郵政になっています。
   

現在でも、DMやチラシ等の広告物が、多々郵便受けに入っていますが
当時は、宛名不要のエリア指定で、広告物が、広告郵便法に依って、逓信省の手で宅配されていたのです。
   
広告郵便とは、現在で言うポスティング(宅配)広告の様な物で、新聞普及率も悪く、折り込みチラシ等が無い時代の、
貴重なエリア指定の、宅配広告手段です。明治43年に始まり、大正13年12月末をもって、この広告郵便法は廃止されます。
海を渡って遠く香川県まで、乗務員の募集を掛けています。



京都市電の記念乗車券=茜堂

茜堂-彩り豊かな記念乗車券 京都は有名な観光地でも有り、様々な記念乗車券が発行されています。
   


茜堂-京都市電記念乗車券

電気事業二十五周年記念乗車券、有効期間は、昭和12年3月1日〜昭和12年6月31日、金三銭、電車区間制一区乗車券。

乗車区間は、伏見線、9系統(中書島〜勧進橋)〜稲荷線、19系統(勧進橋〜稲荷前)。
図柄は、大文字を望む神社仏閣、裏面は、薄い浅葱色地にマークを白抜きし、簡易透かし風となっています。
切符サイズは、5.4×13.1センチの、右書表示、中厚軟券。

   


茜堂-京都市電記念乗車券

電気事業二十五周年記念乗車券、有効期間は、昭和12年3月1日〜昭和12年6月31日、金六銭、電車均一制乗車券。

図柄は、灯籠の有る縁側から望む神社仏閣、
裏面は、薄い浅葱色地にマークを白抜きし、簡易透かし風となっています。
切符サイズは、5.4×13.2センチの、右書表示、中厚軟券。

   


茜堂-京都市電記念乗車券
九条線の、九条大宮〜西大路九条間の延伸開業、電車新線開通記念。
有効期間は、昭和12年5月末迄、新線電車区間内往復試乗券。
   
図柄は、羅城門跡から覗く、東寺の五重の塔。
九条大宮の停留所名は、九条大路大宮となっています。
切符サイズは、13.5×5.6センチの、右書表示、
中厚軟券、透かし無し。

茜堂-京都市電記念乗車券

四条通拡張50年記念乗車券、有効期間は、昭和34年12月1日〜昭和35年1月31日、金13円、電車区間乗車券。

図柄は、明治時代の四条大橋、裏面は、グレー一色刷りの広告(山一證券)、薄い黄色地にマークを白抜きした透かし風。
切符サイズは、4.8×11.1センチの、中厚軟券、裏面広告付き。

   


茜堂-京都市電記念乗車券

電車初詣乗車券、有効期間は、昭和39年1月5日限り、金50円、4枚綴り、電車区間乗車券。

裏面には、茶色一色刷りの、京都市美術館インド古代美術展の、告知広告あり。
図柄は、平安神宮をデザインしています。切符サイズは、4.9×16.1センチの、中厚軟券。

   


茜堂-京都市電記念乗車券
京都市が誕生したのは、
日本に初めて市制が施行された、明治22年4月1日の事です。

上京区と下京区に当たる範囲が、京都市となりますが、
京都、東京、大阪の三都市は政治的重要性から、市制特例によって、
自治権を制約され、市長や市役所を、設けられませんでした。
   

その後、京都市民らの運動で、時の明治政府を動かし、
市制特例の撤廃を、勝ち取りました。
   

その日が、明治31年10月15日で、
京都府知事の、市長兼務が解かれ、市民達の手により市長が選任され、
専任の市職員を置き、市役所が開庁されました。
   

この日を持って、京都市が自治権を獲得し、
新たな京都を構築して行く事となった、記念の日として、
毎年10月15日を、自治記念日としています。

当、記念乗車券は、その75周年の節目に当てて、発行された物です。

京都市自治75周年記念乗車券、有効期間は、昭和48年11月中、金50円、2枚綴り、電車、バス共通乗車券。

図柄は明治後期、昭和初期、昭和48年当時の祇園石段下の風景。
切符サイズは、17.7×6センチの、中厚軟券。




京都市電の券売機電車普通乗車券=茜堂

茜堂-券売機券 駅舎や改札口を持たない路面電車ですが、京都市電では、券売機による珍しい乗車券が、発行されていました。
   


茜堂-京都市電券売機券 茜堂-京都市電券売機券(裏)

昭和45年3月29日、電車普通乗車券(券売機券)、25円、券番121384、裏面赤線2条、A型軟券。
   

茜堂-京都市電券売機券
茜堂-京都市電券売機券(裏)

昭和45年10月0日、電車普通乗車券(券売機券)、25円、券番29511、裏面赤線2条、A型軟券。

当時は、始発点である京都駅前の東西の停留所に、それぞれ1台ずつ設置されて、
東側を、河原町線と伏見線(当切符の6ヶ月前に廃線)が、西側を、烏丸線がそれぞれ使用していました。
   

下段の券では、ダッチングの末尾が、0となっていますが、昭和45年後半頃から、月単位の発行乗車券となっている為です。
尚、昭和43年10月16日からの、料金箱制度実施に伴い、通常の乗車券類では、25円券が最終券となっています。
   

因に、料金箱が設置された昭和43年では、1月16日に運賃改定が行われ、15円から20円に、値上げされています。
25円以降は、昭和47年8月1日に暫定運賃として40円に、翌年4月1日には50円に値上げされ、
昭和50年8月1日に70円、昭和51年4月1日に、最後の値上げとして90円に、勿論、常備の乗車券の発行は有りません。



京都市電の電車回数乗車券と乗車券=茜堂

茜堂-京都市電回数券

左より電車単独回数乗車券、茶13円(8枚綴り、11枚綴、裏面に広告、昭和28年7月〜昭和38年12月31日)。
電車単独回数乗車券、緑15円(8枚綴り、11枚綴、裏面に広告、昭和39年1月1日〜昭和43年1月15日、
様式最終券)。
電車普通乗車券、青15円(裏無地、昭和39年1月1日〜昭和43年1月15日)。
金券式10円電車バス共通回数券、緑10円(21枚綴、裏面広告有り、昭和47年8月初期券)。
   
北大路橋、夏の賀茂川(鴨川は、賀茂大橋で賀茂川と高野川が、合流してからの名称)で、水遊びに興じる人達。
   

茜堂-均一制乗車券
茜堂-支線一区片道乗車券
上段の回数乗車券と、
左の道乗車券とは、比率が異なっています。

支線壱区片道乗車券、中書島〜稲荷前、金参銭(昭和2年発行券)。均一制道乗車券、金六銭(昭和初期)。
   
支線一区片道乗車券の、勧進橋〜中書島間は、9系統(京都駅前〜塩小路高倉〜勧進橋〜中書島)の一部と、
18系統(河原町二条〜塩小路高倉〜京都駅前〜塩小路高倉〜勧進橋〜中書島)の一部に依る、2系統が対象となり、
勧進橋〜稲荷前間は、19系統(京都駅前〜塩小路高倉〜勧進橋〜稲荷)が対象となります。



京都市電市バスの一日乗車券=茜堂

茜堂-日本初の一日乗車券 京都市交通局では企画切符として、日本初の一日乗車券を、昭和49年4月1日に発行しました。
それにより、市電については始発から終電迄の間であれば、全区間、全電車に何度でも乗車出来る事となりました。
但し、市バスについては均一区間内が有効で、均一区間外の場合は、別途料金が発生しました。
   


茜堂-京都市電バス一日乗車券
茜堂-京都市電バス一日乗車券(中面)

昭和49年4月1日、京都市交通局発行の、京都市電市バス均一区間の、一日乗車300円券(小児150円)。

表紙は、清水寺、裏面には路線図が有り、乗車時には切り開いて使用します。市バスに関しては均一区間のみ有効となります。
京都市交通局が始めて発行した、一日乗車券(
初日券)。
   

同日、市電の烏丸線、七条烏丸〜烏丸車庫前(6.0Km)が廃止され、市バスに転換されています。
日本初の珍しい切符ですから、別途未使用品も、茜堂ではしっかりとキープしています。
   

茜堂-京都市電バス一日乗車券

昭和50年5月10日、京都市交通局発行の、京都市電市バス均一区間の、一日乗車300円券。

表紙は、金閣寺、裏面には路線図が有り、乗車使用時には切り開いて使用します。
   

茜堂-運賃改定券
茜堂-京都市電バス一日乗車券
料金が改定され、
運賃420円の、一日乗車券。
茜堂-京都市電バス一日乗車券(中面)

昭和51年3月20日、京都市交通局発行の、京都市電市バス均一区間の、一日乗車420円券。

表紙は
、平安神宮、裏面には路線図が有り、乗車時には切り開いて使用します。
昭和50年8月1日、一般運賃が50円から70円に改定され、それに伴って、300円から420円に値上げされています。
   

茜堂-京都市電バス一日乗車券
茜堂-京都市電バス一日乗車券(中面)

昭和53年8月27日、京都市交通局発行の、京都市電市バス均一区間の、一日乗車600円券。

表紙は、知恩院、裏面には路線図が有り、乗車使用時には切り開いて使用します。
昭和51年4月1日、一般運賃が70円から90円に改定され、それに伴って、420円から600円に値上げされています。
   

同日、市電の今出川線、銀閣寺道〜白梅町間と、丸太町線、天王町〜円町間に、白川線、銀閣寺道〜天王町間を夫々廃止し、
市バスに転換、又、市電の錦林車庫が廃止されました。切符未使用サイズは共に、9×14センチの、中厚軟券。
   

茜堂-小児専用券
茜堂-京都市電バス一日乗車券(小児) 茜堂-京都市電バス一日乗車券(小児)
大人料金の半額、
小児専用、一日乗車券。

京都市電市バス均一区間の、一日乗車150円、清水寺、小児券、一日乗車300円、知恩院、小児券。

上記の正面画像とは、縮小率が異なっています。
切符未使用サイズは共に、正面が9×14センチの、中厚軟券、裏面には、市電全域と市バス均一区間の地図と、名所案内付き。
   
昭和49年4月1日に、300円で始まった、京都市電市バス均一区間の一日乗車券は、
後に、市バス専用均一区間内の一日乗車券カード(磁気券)として、500円(小児250円)で発行されています。
   

また、観光利用としての機能面では、京都観光一日乗車券(磁気券)と、二日乗車券(磁気券)に、その理念が引き継がれ、
市バス(定期観光除く)、地下鉄、京都バス(一部系統除く)が、それぞれ利用でき、
市内の主立った観光地の、ほぼ全体をカバーしています。
   
また、同乗車券には、特典付の専用ガイドマップが付属し、
一日乗車券は、1200円(小児半額)、二日乗車券は、2000円(小児半額)で、発行されています。




京都市電廃止記念の一日乗車券=茜堂

茜堂-廃止記念の一日乗車券 京都市交通局では、市電廃止記念切符として、レトロな大判サイズの一日乗車券を、発行しました。
   


茜堂-京都市電廃止記念の一日乗車券

昭和53年9月30日、京都市交通局発行の京都市電廃止記念切符、均一区間の一日乗車600円券。

表は七条駅前市電之図、裏面には始廃併記の全路線図が有り、京電時代、明治大正昭和の各時代、トロリーバス等の、
それぞれの営業開始から、廃止年月日が記載されています。24×27センチも有り、かなり大きな記念切符です。
買いに行く時に、折れない様にと、キーピングホルダーを持って行った、思い出があります。



京都市電の定期乗車券=茜堂

茜堂-電車定期券 京都市交通局発行の、昭和中期から後期の電車通勤定期券を、紹介します。
   


茜堂-京都市電定期券
昭和28年5月1日〜3カ月通勤定期券(今熊野〜京都駅前)。
   
非常に薄い軟券。
氏名部分は、画像処理をしています。
茜堂-京都市電定期券 茜堂-京都市電定期券

昭和51年1月1日〜3カ月通勤定期券と、昭和51年4月1日〜3カ月通勤定期券(共に、西大路四条〜西大路花屋町)。

継続での定期券ですが、これを境に表面のみ、様式が随分と変わっています。
新様式では、デザインがスマートになり、何故か値上後の運賃を刷込んでいるようで、訂正スタンプを使用しています。
上下画像の縮尺は異なっています。氏名部分は、画像処理をしています。



京都市電の特別乗車券=茜堂

茜堂-電車特別乗車券 公務にて乗車する場合に発行した、京都市交通局発行の、京都市電用の使用期間限定の特別乗車券を、紹介します。
   


茜堂-電車特別乗車券 茜堂-電車特別乗車券(裏)

昭和21年10月1日〜昭和22年3月31日、電車特別乗車券(6ヶ月有効の全線パス、表裏)、右書表示、京都市役所発行。

近畿地方商工局の事務官使用の、電車特別乗車券、腰の有る軟券。
公務で使用する目的で発行された物で、有効期限が設定された、京都市電全路線限定のフリーパス券です
氏名部分は、画像処理をしています。



京都市電の交通調査票=茜堂

茜堂-交通調査票 鉄道の交通調査では、乗客の乗車時に交通調査票を手渡し、下車時にその交通調査票を回収をします。
それにより、路線での使用頻度や時間帯での乗客数が把握でき、それらの数値から、電車の運行計画が見直されます。
   


茜堂-京都市電交通調査票

交通調査票、券面サイズは、7.2×19センチのかなり大振りの軟券。

路線図を見ると蹴上線(東山仁王門〜蹴上、昭和20年2月2日休止、昭和40年7月11日廃線)が、描かれていません。
白川線(天王町〜銀閣寺道、昭和29年3月1日開通)。
河原町線(河原町今出川〜洛北高校前、昭和30年10月12日開通、別名=下鴨線)。
今出川線(白梅町〜北野紙屋川町、昭和33年9月16日開通。北野紙屋川町〜千本今出川、昭和32年4月3日開通)が、
各々描かれていませんので、開通前の発行券と言う事になります

そして、梅津線(西大路四条〜梅津、昭和33年12月1日廃線)が、描かれています。
   

以上、各区間の休線や廃線と開通年月日から推測すると、
昭和20年2月3日〜昭和29年2月28日の間で、9系統乗車時に発行された物だと言う事が、分かります。

9系統は、伏見線で赤線の路線(京都駅〜中書島)となります。
   

京都市交通局資料によると、昭和12年12月2日に、市電と市バスの交通調査を実施しており、
17年後の昭和28年1月27日には、市バスのみの交通調査を行っています。それ以外の該当実施期日は不明です。
   


茜堂-京都市電交通調査票
茜堂-京都市電交通調査票
茜堂-京都市電交通調査票
茜堂-京都市電交通調査票
茜堂-京都市電交通調査票

電車交通調査票、券面サイズは、7.5×21センチのかなり大振りの軟券。

147系統は、4系統内の烏丸車庫〜四条烏丸間の、短縮経路になります。
4系統は、京都駅前〜烏丸丸太町〜烏丸車庫前〜千本北大路〜白梅町〜西大路七条〜七条烏丸〜京都駅前
また、240系統、142(13い)系統も含め、100番台と200番台は、それぞれ臨時系統となっています。
臨時系統は、車両繰りや祭りの時期等に、臨時的な運行経路として、設定した系統です。
   

8系統は、九条車庫前〜東福寺〜東山七条〜西大路七条〜西大路九条〜九条車庫、
(九条線ー東山線ー七条線ー西大路線を経由)。

16系統は、九条車庫前〜東福寺〜東山七条〜祇園〜熊野〜百万遍〜高野〜洛北高校前〜烏丸車庫前、
(九条線ー東山線ー北大路線を経由)。

22系統は、九条車庫前〜東福寺〜東山七条〜祇園〜熊野〜百万遍〜河原町今出川〜烏丸今出川〜千本今出川〜白梅町〜
西大路七条〜西大路九条〜九条車庫、(九条線ー東山線ー今出川線ー西大路線を経由)。
当時の22系統は、晩年の路線(烏丸車庫前発着、北大路線ー西大路線ー九条線ー東山線を経由)とは、
異なった、別の経路を辿っています。
  

以上の経路を受け持った、4系統、8系統は昭和52年10月1日に、廃止されました。
また、16系統は、22系統が九条車庫担当で有る事から、考査すると、
千本線、大宮線、四条線と、壬生車庫廃止時に登場した、昭和47年1月23日以降の16系統の券だと、推測されます。

22系統は、今出川線の廃止が、昭和51年4月11日の事ですので、それ以前の券という事になります。




掲載写真は、茜堂による原盤ネガ及び現品からの画像の為、無断複写は禁じております。また切符縮尺は均一ではございません。
市電とは市営電車の略称ですが、市街電車或は市内電車の略称でも有り、私鉄も含まれています。

解説に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた、不利益につきましては、
茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。
   
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