日本の蒸気機関車-冬編/茜堂

純白のキャンバスに漆黒の印=茜堂

茜堂-白銀の蒸気機関車達
冬の北海道は、広大な大地と極限の寒さ故、身も心も凛とさせてくれる、不思議な力を持っています。
哀愁を覚えるには、漆黒のカマ達の、白地に占める割合から、やはり単機が好ましい。
その比率から来る枯れた味わいは、狩野探幽の水墨画の様でもある。
   
雪の大地に頑張る、北辺の蒸気機関車達の、除雪を含む単機に準ずる姿を、収録しています。
   

19609
単7773レ、留萌
49673
単1792レ、藤山
C622+C6215
急行ニセコ1号、待機
104レ、小樽


先務機のC622号機は、現在、梅小路蒸気機関車館で、動態保存機として活躍しています。
本務機のC6215号機は、小樽築港機関区での在籍期間は10ヶ月と短く、昭和46年11月24日に、同機関区にて廃車され、
公式側の動輪とロッドは、東京丸の内地下コンコース、の動輪広場に保存されました。
   

C5898
528レ、網走


C5898号機は、昭和13年10月に、汽車製造大阪工場にて製造され、新小岩井、千葉機関区を経て、
昭和24年7月に渡道し、北見、釧路、北見と主に道東地域で活躍をし、昭和50年7月に、北見機関区にて廃車されます。
本体は、静態保存機として、北海道深川市桜山遊園地(最寄駅、深川駅)に保存されました。
   

D514
留萌機関区
茜堂-D51337音威子府
D51337
1392レ、音威子府


D51337号機は、昭和14年12月に、日立製作所笠戸工場にて製造され、岡山、吹田機関区を経て、
昭和27年9月に渡道し、旭川、名寄と主に道央北部地域で活躍をし、昭和50年3月に、名寄機関区にて廃車されます。
本体は静態保存機として、北海道和寒町郷土資料館(最寄駅、和寒駅)に保存されました。
   

茜堂-C11207長万部
キ100形+C11207
瀬棚行除雪列車
雪2225レ、長万部


C11207号機は、昭和16年に日立製作所笠戸工場で製造され、静内、苫小牧を経て、昭和49年に長万部機関区にて廃車されます。
静内町にて長らく静態保存されていましたが、平成12年8月に、苗穂工場にて復元整備を受け、
SLニセコ号、SL函館大沼号、SL富良野美瑛号、SL冬の湿原号の牽引機として、復活を果たしました。
   

茜堂-D5186留萌
D5186
留萌
吹き溜まりに放置


雪溜まりに遭遇、停止状態で春を待つカマ、D5186号機。且つては、正面プレートには形式入りを持っていました。
昭和12年12年18日に落成し、浜松、稲沢を経由し渡道、旭川、深川と赴任し、昭和48年8月10日に深川機関区にて廃車。
本体は、静態保存機として、初任地の浜松市はままつフラワーパーク(最寄り駅、浜名湖佐久米駅)に保存されました。
   

茜堂-キ241+39696峠下
キ24I+39696
峠下駅
駅を出て、ウイングを全開。
茜堂-59616増毛
59616
転車台、増毛


終着駅の象徴、ターンテーブルが、テーブルが移動した後には、枕木の雪型がグラウンドの底に残されています。
現在の増毛駅は、ターンテーブルも撤去され、複数有った留置線は1本も無く、1面1線の寂しい、終着の無人駅と成っています。
因に、港町で有る増毛は、アイヌ語の「マシ(カモメ)ケ(処)」に、由来してるとの事です。
   

茜堂-49666+専用車ヤ+キ100網走
49666
専用車ヤ+キ100形編成
網走〜二見岡


単機での仕業や、除雪での仕業は、どことなく寂しく哀愁を感じます。
客車到着までの待機では、これから始まる壮大で勇壮な仕業とは違う静けさが、期待感を高めてくれます。
出発駅までの回送では、昂る気持ちが伝わって来るようです。
   
   



白銀の中に佇む蒸機達=茜堂

茜堂-雪と編成のハーモニー 客車の中は、外の厳しさと対極する快適空間、
旅の疲れを癒してくれる魔法の箱。
旅人達は、どこから来たのだろうか、そしてどこへ行くのだろうか。
   
北海道の冬は厳しさを感じますが、道外では何故か少し寂しさを覚えます。
   

茜堂-C5787南稚内
C5787
324レ、南稚内〜抜海


C5787号機は、昭和14年2月28日に日立製作所笠戸工場にて製造され、福知山機関区を経て、
旭川機関区に配属され、昭和50年3月31日に旭川機関区にて廃車されます。
本体は沖縄海洋博の際に、列車ホテルの先頭に使用された後、沖縄県今帰仁総合運動公園に保存(現、解体)されました。
   

抜海-59674抜海
59674
4381レ、抜海〜南稚内
茜堂-D614恵比島
D614
1792レ、峠下〜恵比島


D614号機は、昭和36年に郡山工場にて、D51224の従台車の1軸を、2軸に改良して生まれた改良機です。
当初、保存を予定し保管されていましたが、第三動輪のみを残し解体され、
第三動輪は、苗穂工場北海道鉄道技術館に保存されました。
   

茜堂-D51367+D51414社台
D51367+D51414
1792レ、社台


先務機のD51367号機は、昭和15年5月4日に日立工場にて製作され、函館、五稜郭、長万部機関区を経て、
昭和48年に岩見沢第一機関区に配置され、昭和50年12月3日に同機関区にて廃車されます。
第三動輪は、北見駅南に保存されました。
   

茜堂-D51483栗丘
D51483
2460レ、栗丘〜栗山


D51483号機は、昭和15年2月に小倉工場にて製造され、広島第一機関区時代に原爆の灰を浴びています。
昭和23年10月に渡道し、昭和51年3月に滝川機関区にて廃車されます。
本体は、静態保存機として、長野県サンクラブ穂高テニスコート横(最寄駅、大糸線細野駅)に保存されました。
   

茜堂-59674留萌
59674
2460レ、留萌
茜堂-C58348(大雪5号編成)北見
C58348
大雪5号編成、ロハネ、ロザ
1527レ、北見


急行大雪5号は、札幌〜北見迄の夜行寝台列車517レで、DD51が担当しました。
北見〜網走迄は、茜堂御用達の急行編成崩れの、普通列車1527レとなりますが、C58が担当し、
普通列車ながら、札幌所属のオハネフ12、スハネ16、オロハネ10やスロ54を従えた、堂々たる編成を維持していました。
   

茜堂-88623越前大野
88623
8151レ、越前大野
茜堂-牽引機D51147客車
D51147(牽引機)
122レ、長万部
茜堂-D51744栗丘
D51744
6262レ、栗丘
茜堂-D51720長門二見
D51720
828レ、長門二見〜滝部


D51720号機は、昭和18年7月27日に日立製作所笠戸工場にて製造、小郡、福井、長野、津和野を経て長門機関区へ移籍。
長門機関区のさよなら運転のD51重連の先頭を飾り、昭和50年2月15日に廃車され、
当初本体は、広島市大山橋東側に静態保存され、後に広島市安芸区上瀬野町の瀬野川公園(最寄駅、瀬野駅)に移設されました。
   

茜堂-D5159鷲別
D5159
229レ、鷲別


D5159号機は、昭和12年8月17日に川崎車両にて製造され札幌局に配置。追分、小樽築港、岩見沢と生涯を北海道内で過ごし、
昭和50年1月24日、夕張線にて最後を迎えます。
本体は、静態保存機として、長野県荒神山公園(最寄駅、飯田線伊那新町駅)に保存されました。
   

茜堂-C5787利尻富士
C5787
324レ、利尻富士
茜堂-C5787塩狩峠
C5787
321レ、蘭留〜塩狩


雪の情景を見せる為に、今回は背景を思いきって黒にしてみました。
茜堂では、始めての夜間運転となりましたが、脱線する事も無く無事に帰庫する事が出来た様です。

このページでは今後共、テーマを設定しフィットする写真等を、徐々に追加して行く予定です。
今回のアップ作業では。黒ベースでの作業に多少の戸惑いを覚えながらも、コントラストの良さには正直驚かされました。
掲載写真のキャプションは、形式機番と列車番号と場所のみ、記入させて頂きました。
   

茜堂-C5787後部補機DD531塩狩
C5787
323レ、塩狩
堂々の客車7両編成
後部補機DD531

乗客が多い為に、後部補機として珍しいDD531号機が付いています。
連続勾配20パーミルの塩狩峠を、上りきった所、サミットに位置する塩狩駅にて、一息つく前後連のプッシュプル編成。
凍てつく夜間に、優しい白熱球の光が雪を覆ています。
   

茜堂-C58173
C58173
8071レ
石北本線、女満別〜呼人

雪の大地を、力強く貨物を牽引する、汽車会社製造、北見機関区所属のC58173号機。
画面左下には、曲線標が写っています。記された数字の400から、半径400mのカーブで有る事が分かります。
当機は、奈良、王寺、尾久を経て北海道に、四半世紀を北見で過ごし、昭和49年7月6日に同機関区で廃車されました。
   

C58406
231レ
釧網本線、札弦〜緑、斜里岳

雪の大地を、力強く貨物を牽引する、汽車会社製造、北見機関区所属のC58173号機。
画面左下には、曲線標が写っています。記された数字の400から、半径400mのカーブで有る事が分かります。
当機は、奈良、王寺、尾久を経て北海道に、四半世紀を北見で過ごし、昭和49年7月6日に同機関区で廃車されました。
   
   



雪中の番外編ディーゼル達=茜堂

茜堂-雪と共演する北の兵達
茜堂雪の番外編として、白銀の中で活躍する北のディーゼル、DC、DLたちの姿を紹介致します。
   

茜堂-特急北海(キハ82)函館
特急北海、キハ82
11Dレ、函館
茜堂-DD531+DD51550+49601塩狩
DD531+DD51550+49601
三重連、
1397レ、塩狩


除雪車として活動していたDD531号機は、幹線列車牽引と除雪を兼務させる目的で製造されましたが、
除雪作業での出番は少なく、冬場でも列車牽引の補機にまわっていました。本体は、碓氷峠鉄道文化むらに静態保存されました。
珍しい混成の三重連ですが、実は重連仕業で本務機はDD51550。SLは名寄までのムド、単なる無火回送機です。
   

茜堂-特急おおとり(キハ82)呼人
特急おおとり、キハ82
16Dレ、呼人
茜堂-DD14302名寄
DD14302
1392レ入換、名寄


除雪車として活動していたDD14302号機は、その性能の良さから除雪作業に晩年まで活躍し、
使い勝手の良さから、構内での入換え作業にも従事していました。
平成2年2月14日に名寄にて最後を迎えます。当機のラッセルヘッドは、紋別郡上興部交通記念館に保存されました。
   

茜堂-DD511133余部鉄橋
DD511133
835レ、余部鉄橋

北辺の情景から南に大きく飛び、懐かしの山陰本線の余部鉄橋の冬景色です。
写真の余部橋梁は、余部鉄橋の名で親しまれた初代の鋼製トレッスル橋で、平成22年7月16日の夜間に運用を終了し、
二代目のエクストラドーズドPC橋に、バトンタッチをしています。
   
余談ですが、地元では余部(あまるべ)鉄橋の文字を使い、駅名は餘部(あまるべ)駅の正字体を使用しています。
これは、同県内に位置する姫新線の余部(よべ)駅との、差別化を
計る為の処置だと言われています。
   
   




当ページの掲載写真は、茜堂による原盤ネガや原盤ポジからの画像のため、無断複写や画像への直リンクは禁じております。
解説に於いて誤記や解釈の違いにより、被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に責務を負えない事をご了承願います。
   
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