香港の鉄道・市内電車/茜堂

【路面電車とピークトラムの香港の鉄道=茜堂】


最初に香港へ渡航したのは、撮影の仕事で、昭和54年の夏の事、
広告用のポスター制作に使う夜景と、香港やマカオの観光写真が必要と成り、リースポジでは駄目で、オリジナルが必要と制作会議で押し切って、
当時の赴任先の仙台空港から、チャーター便に便乗し、撮影スタッフを付けずに一人で飛び立った。
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二度目は、昭和55年、忙しい年の瀬に家族4人旅行で香港、マカオの旅を奮発。
こちらは、地元近くの伊丹空港から、飛び立った。
前回は仕事旅で、香港、マカオで数カ所のショットが必要だった為、撮り鉄の余裕は無く、鉄分は渾身の中判2カットのみ、
二度目の旅では、自由気侭な、撮り鉄三昧が楽しめました。


鉄ちゃんの弟氏と、早朝から夕方まで乗り捲り、撮り捲りの奔放気侭な旅でしたが、
地下鉄は、カメラをしまい、取り敢えず乗り鉄のみ、
開業翌年でも有り許認可の関係上、残念乍らホームでの撮影は、危険とみなしてカメラは一切向けなかった。


茜堂-香港二階建て路面電車トレーラー

二階建て電車(EC)に、トレーラー(PC)編成有りと、無しの並び、
美利道停留所。



茜堂-香港二階建て路面電車トレーラー


香港トラム(香港電車)、繁忙時対策で、二階建て電車(EC)に、トレーラー(PC)が牽引されています。
乗客のキャパ的には、3両編成に匹敵します。
右側には2階建てバスが、もう雰囲気はイギリスロンドンと言う感じです。

撮影は、車両重視で、比較的早朝に行っていますが、中心部でも有り、停留所付近の所為か、結構、車や歩行者が多い様です。


茜堂-香港二階建て路面電車トレーラー

上と同じ編成電車、美利道停留所。


茜堂-香港二階建て路面電車トレーラー


こちらも、トレーラー付きの電車。
朝早いので、乗客は結構乗っていますが、車の通行は少ない様です。




茜堂-香港二階建て路面電車トレーラー


静かな街中を、満員の乗客を乗せ走っています。トレーラーは、昭和57年に廃止されました。
背景は、立法局大樓。


茜堂-香港二階建て路面電車

この地点のS字カーブは、絵になります。


茜堂-香港二階建て路面電車

昼前にもなると、人通りで賑わっています。


茜堂-香港二階建て路面電車トレーラー


背景のビルには、大掛かりな飾り付けが、立法局大樓停留所
隣のビルは工事中で、上層部までの足場は、何と青竹を、そのまま針金で組んでいます。
電車の背後に、トレーラーが付けられています。


茜堂-香港二階建て路面電車


ポールが、後追いにて飛び出し、レトロな雰囲気を出しています。
背後の丸屋根は、立法局大樓。


茜堂-香港二階建て路面電車


香港の路面電車は、香港島の北岸に沿って、東西に走っています。
セントラル(中環)地区に有る、コロニアル様式の風貌が特徴的な、立法局大樓が背後に。


この時代の車両は、基本的に翻新(標準)電車と、戦後型電車の2タイプ。
車内は、1階部分の座席はロングシート、2階部分の座席は、転換式のクロスシートとなっています。


茜堂-香港二階建て路面電車トレーラー

トレーラー牽引電車は、西方面へ走っています。


一寸、切符ブレイクをお楽しみ下さい。
昭和40年代から昭和54年〜55年発行の、各種鉄道切符類(軟券、硬券、磁気カード)を、紹介致します。


茜堂-香港トラム乗車券(表) 茜堂-香港トラム乗車券(裏)

昭和40年代、香港トラム(香港電車)、30セント、片道乗車券、軟券、裏面は広告入り。


茜堂-香港九廣鉄路乗車券 茜堂-香港九廣鉄路入場券

左の切符は、昭和54年8月22日、香港九廣鉄路(KCR)、30セント(三毫)、片道乗車券、上水駅〜粉嶺駅、硬券(薄緑地)、裏面は無地。
右の切符は、昭和54年8月22日、香港九廣鉄路(KCR)、50セント(五毫)、入場券(月台票)、硬券(白地)、裏面は無地。

香港九廣鉄路(KCR)は、且つて、九龍(香港)〜広州(中国大陸)を、結んでいた鉄道路線で、
平成19年12月2日には、香港側が地下鉄と合併し、港鉄(MTR)東鉄線に、中国大陸側が広深鉄路広深線として、それぞれ分離運営されています。


茜堂-香港地下鉄乗車券
茜堂-香港地下鉄乗車券

昭和55年12月31日、香港地下鉄(MTR)、観塘線、油麻地駅〜1ドル、単一旅行券(片道乗車券)、磁気カード、裏面は黒。

磁気カードは、自動改札を出場する際に、回収されます。
磁気カードは、使い廻しをする為、自動券売機では、綺麗なカードを引き当てる事は、運次第と言う事になります。

それでは、引続き写真をご覧下さい。


茜堂-香港二階建て路面電車


東方面へ走る、二階建て車両、背面は海側。
香港トラム(香港電車)はこれにて、以下にバスとピークトラムを、少し紹介します。


茜堂-香港二階建てバス

九龍の海岸沿いを走る、二階建てバス、手面は海側。


茜堂-香港ピークトラム

ピークトラム、白加道駅へ進入。


茜堂-香港ピークトラム


花園道〜山頂を結ぶ、ピークトラム(山頂纜車)、
前方車両は、山頂へ向かう車両。
梅道〜白加道間の離合地点。この手前の急カーブ地点には、珍しい三線軌道が続きます。
このタイプのアルミ製車両は、昭和63年に廃止されています。



最近の香港の鉄道車両は、この当時と比べると、かなり進化をしています。
香港二階建ての木造トラムは、一部の動態保存車両を除いて、順次、耐久性の高いアルミ製の新型車両へと、置き換えられています

そして、香港トラムの歴史を、少し紹介致します。

香港島では、1881年に馬車鉄道の敷設が検討されたが、この時は実現には至らず、
その後、1901年に路面電車の敷設計画が立案され、イギリス人が設立した、香港電車電力有限公司(現、香港電車有限公司)
にて、
1904年7月30日に、筲箕湾と堅尼地城の区間が開業します。
開業当初の車両は、現在の二階建ての車両では無く、普通の一階だけの車両でした。


明治45年(1912年)に、二階席が設けられて以降、二階建て電車のみが、製造されています。
因に、一階のみの車両が、二階建て電車の後部に付いていますが、トレーラーで、動力は付けられておりません。


茜堂-香港風景

ピークトラムを降りると、すぐに絶景が、東北を望む。


茜堂-香港風景

絶景、西北を望む。


茜堂-香港夜景


ビクトリアピークから望む、眼下の香港島北部と九龍の街並、少し寂しい昔の香港の夜景。



左上部の明るく輝く埠頭は、香港島と九龍を結ぶスターフェリーの乗場です。
大陸側の尖沙咀からのスターフェリーは、香港島の中心である中環(セントラル)に、入ります。
現在と違って、ビルの数が、格段に少ないのが良く分かります。
この撮影の為に、初回は仕事で訪れています。カメラはRB6×7、三脚はハスキー、旅には便利なロースタビーで、拘りのシルバーです。


茜堂-香港スターフェリー


ビクトリア湾を航行する、スターフェリー(天星小輪)。
料金も安く、観光客の人気も高い乗り物です。
現在は航路の下を、トンネルが走っていますが、船の賑わいは、今も健在です。




撮影地の名称は、必ずしも駅名を表すものでは有りません。
掲載写真は、茜堂による原盤ネガ及び原盤ポジからの画像の為、無断複写は禁じております。
上記解説に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に
責務を負えない事をご了承願います。
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