鉄道親爺の脱線話/茜堂

唯我独尊、茜堂の鉄道親爺の脱線話=akanedou

兼ねてから、茜堂が気になっていた事柄を、不定期列車にて、ピックアップ致していきます。
勿論、物事には表現の自由がございますので、これが正しくあれが間違いと、一方的に断罪するものではございませんが、
当ホームページに措いては、
以下の解釈にて展開させて頂かせておりますので、
色々なご意見が有りますでしょうが、茜堂の鉄道親爺の独り言として、ご容赦下さいます様お願い申し上げます。

茜堂-コーナーマーク
2017/6/19/MON=運賃はこれだとばかりのライン付き
最低運賃の下側に、わざわざラインが印刷されています。はて、何故なんだろかと、詮索を開始する。
さて「良く見ろ、ウダウダ言うんじゃない、運賃は、ラインまで付けてるだろう」と、言わんばかりの、強引な強調線。
活版印刷の組版で、差し替え時にわざわざ、ラインを追加する事は、かなり面倒臭い作業となる。
   

東京鉄道管理局、千葉鉄道管理局管轄で、昭和36年8月17日から始まった、
東京印刷場調整の赤地紋、赤刷地図式乗車券に、通ずる物が有るのではないかと、推測をする。
最低運賃の切符を、他の乗車券と明確に差別化をする事で、不正乗車を摘発し易くすると共に、抑止力にもなる。
   

札幌印刷場調整の当券は、戦後暫く経っての乗車券、まだまだ、混沌とした時代では有る。
少なからず、乗車運賃を節約する輩が、今より多かった筈です。然も、終戦後暫くの時代、怖い物は無いのです。
そんな、倫理無き乗客に対抗すべく、細やかな鉄道側の抵抗が、最低運賃下の線引きなので有ろう。
   
不正乗車防止券として、摘発の網の目を擦り抜けた、幸運な不正乗客も「あれれ、10円券の料金の下に線が」に気付けば、
良心の欠片が湧いて出るか、小心者なら、次ぎからは改心し、正規料金を支払い、乗車する、、、かも。
鉄道側の摘発と、乗客側の改心の二極を狙った、高尚かつ崇高な「ライン」なので有る。
   

茜堂-乗車券(桑園〜札幌)表 茜堂-乗車券(桑園〜札幌)裏

昭和28年8月28日、一般式片道乗車券、桑園〜札幌、3等、10円、桑園驛発行、JNR赤地紋、国鉄。

昭和24年6月1日(前年12月12月20日=法律第256号、国有鉄道法)、日本国有鉄道が発足しますが、まだ地紋の制定は無く、
昭和25年6月頃から、漸く一部の券面に「こくてつJNR」の地紋が、印刷される様になりました。
入場券を除く、全ての券面に、国鉄地紋が施されたのは、昭和26年4月1日からの事となっています。
   

茜堂-乗車券(札幌〜琴似)表 茜堂-乗車券(札幌〜琴似)裏

昭和28年10月4日、一般式片道乗車券(無地紋流用券)、札幌〜琴似、3等、10円、札幌驛発行、無地紋、国鉄。

戦後直ぐとは言え、この時代に、流石に無地紋は如何な物かと、マイクロルーペの25倍で、活字横や断裁間際等、
随所、隈無く探したが、地紋印刷の兆候は、皆無でしたので、これを無地紋券だと判断致します。
   
かなり目立つ料金下の、ワンポイントの「ライン」。さて、斯様な効果を狙った物かは、定かでは無いが、
色々な角度から推測、考査、或は憶測を巡り合わせたが、今に至って、残念乍ら納得の出来る答えが、他に湧いて出なかったので、
不正防止券であると、勝手に位置付けて、乏しい内容乍らここに、脱稿とする。
   
勿論、明確なる正き正解が判明した暁には、追加補足として、明示させて頂きます。




■平成29年8月21日=追加補足

上記の推測を見事に覆すような、切符が出て参りました。恵庭駅〜苫小牧駅、昭和28年発行の、3等乗車の80円券です。
当然、初乗り運賃の乗車券では有りませんので、10円アンダーライン券の推測、憶測が見事に崩落致します。
さて、無い知恵を絞りに絞った結果、未だ、解明への道筋すら見えて参りません。

   

茜堂-乗車券(恵庭〜苫小牧)表 茜堂-乗車券(恵庭〜苫小牧)裏

昭和28年6月2日、一般式片道乗車券、恵庭〜苫小牧、3等、80円、恵庭驛発行、JNR赤地紋、国鉄。

着駅の札幌駅と苫小牧駅は、分岐駅ですが、琴似駅は分岐駅では無いので、着駅に関与する物でもなさそうです。
初乗りから、二桁運賃迄と条件を拡大し、都市部限定の乗車券に対する、不正抑止作戦券かも知れませんが、絞り切れません。
尚、同時代の近隣の初乗りを含めた、他の15枚の二桁運賃の乗車券には、斯様な運賃下の線引き券は、見当たりません。
   
千歳線恵庭駅から、苫小牧駅迄は6駅で、営業キロは僅か38.2Km、券面には「丸-ち」の、検札(車内改札)印が、刻印されています。
特急や、急行乗車でも無く、普通列車での車内検札、ここら辺りに、アンダーラインの秘密が、有るのかも知れません。
   
問題提議をした迄は、良かったのだが、切符検証とは恐ろしい物で、少数の検体で、物事を判断してはいけないと、痛感。
本件(券)に関しては、一旦、経過観察に回し、当券を含めて切符閲覧の頁として、止めさせて頂きます。
また、本券について、事情をお知りの方、或は、別の視点で推測される方が、居られましたら、何とぞご教示願います。




あくまで茜堂の親爺の独り言でございますので、概ね独りよがりです。相違の場合にはご容赦下さいませ。
当ページの掲載写真は、茜堂による、収集切符のデジタル切抜き画像の為、無断複写や画像への直リンクは禁じております。
記述に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。
   

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