鉄道親爺の脱線話/茜堂

唯我独尊、茜堂の鉄道親爺の脱線話=akanedou

兼ねてから、茜堂が気になっていた事柄を、不定期列車にて、ピックアップ致していきます。
勿論、物事には表現の自由がございますので、これが正しくあれが間違いと、一方的に断罪するものではございませんが、
当ホームページに措いては、
以下の解釈にて展開させて頂かせておりますので、
色々なご意見が有りますでしょうが、茜堂の鉄道親爺の独り言として、ご容赦下さいます様お願い申し上げます。

茜堂-コーナーマーク
2016/12/23/FRI=抜毛となった増毛駅
一頃、頭皮に自信の無い、一部の方々に愛された、留萌本線終着駅の増毛駅入場券。
増す毛に掛けた、語呂合わせだが、ワラをもすがる訳では、毛頭無く、一種の遊び心で有る事は言うまでも無い。
その遊び心から、収益が如何程になったのかは、伺い知れませんが、結構、貢献したのではと思います。
   

そんな、増毛駅ですが、残念な事に、今月(平成28年12月)4日を最後に、廃止されてしまいました。
留萌本線、留萌駅〜増毛駅間(16.7Km)の、部分廃線に伴って、駅が廃止されたものです。
音読みでは「ぞうもう」訓読みでは「ましけ」どちらも、毛が寂しい方には、心地良い響きの言葉です。
   
本来の意味合いは、アイヌ語に由来し「マシュ・ケ(カモメ・処)」で、カモメが集まる地を、意味しています。
故に「増毛」は、全くの当て字で、残念乍ら髪の毛とは、何ら関係は無いのですが、
髪の薄い方々は、そんな細かい事は、全く気にせず、只々、漢字の「増毛」を、愛したのです。
   


茜堂-増毛駅最終日入場券(表) 茜堂-増毛駅最終日入場券(裏)

平成28年12月4日(最終日券)、普通入場券、増毛駅、170円、増毛駅発行。

北海道は、今でも一部の駅では、硬券入場券を発行していて、硬券天国となっています。
勿論、無人駅となっていた、増毛駅での入場券は通常時、B券、来駅記念D券共に、留萌駅で随時販売をしていました。
   

茜堂-増毛駅最終日記念入場券(表) 茜堂-増毛駅最終日記念入場券(裏)
駅スタンプは、他項と比率を合わせて居り、
切符画像の、比率と比べ小さくなっています。

平成28年12月4日、さようなら留萌本線、駅スタンプ、増毛駅。

昭和56年、高倉健主演の映画「駅 STATION」の舞台となった、終点増毛駅。
気動車キハ22と、高倉健さんを、モチーフとしています。

平成28年12月4日(最終日券)、増毛駅来駅記念普通入場券、増毛駅、170円、増毛駅発行。

増毛駅は、大正10年11月5日、鉄道省の駅として開業し、昭和24年6月1日、改租により国鉄駅となります。
廃止間際は、1面1線の寂しい終着駅でしたが、SL全盛期は構内は広く、海側には複数本の線路を有する、操車場を有し、
駅手前には転車台と駐留庫や、係員詰所等が置かれ、旅客、貨物の要所となり、駅員や係員が多数詰め、活気に満ちた終着駅でした。
   

茜堂-増毛駅構内

到着したばかりの、49616号機が、貨物を切離し、増毛駅構内での、貨物入換作業を行っています。
貨物を整えた後、駅手前の転車台(ターンテーブル)にて、49616号機は向きを変え、2番線にて発車待ちを行います。
   

茜堂-増毛駅構内

ホーム横の1番線には、763D列車の折返し762D列車、北海道の代表的気動車、キハ22 320が、発車待ちをしています。
荷を整えた、49616号機は向きを変え、2番線に並んで、発車待ちをしています。晩年の構内は、1番線を除き全て撤去されています。
貨物列車は、763D列車の約40分前に、7773列車で増毛駅に到着しています。
   
留萌駅始発の、気動車763D列車は、増毛駅にて約40分程待機し、762D列車として、留萌駅へと帰ります。
一方の貨物、7773列車は、深川駅から1791列車のスジで、留萌駅からは7773列車へと、仕業が変わり増毛駅へ進入しています。
増毛駅では入換えを含め、実に3時間程滞在し、気動車の発車後、約1時間30分待機で、7774列車として出発します。
   

茜堂-増毛駅構内(駅名標)

賑わって居た頃の、増毛駅でしたが、この撮影の6年後には、貨物列車の扱いが無くなっています。

昭和53年10月2日、貨物取扱いを廃止、昭和59年2月1日には、荷物取扱いを廃止、同時に無人化されます。
但、駅無人化乍ら、簡易委託駅として乗客サービスに努めますが、後に簡易委託を廃止し、完全無人化となります。
晩年は、広大な構内に、1面1線の寂しい終着駅として、廃止迄を頑張ります。
   
増毛駅発の最終となる、4936D列車は、廃止区間の留萌駅迄、遅れ乍も有終の美を飾りましたが、
廃止区間より先の、幌糠駅〜峠下駅間では、午後9時10分過ぎに、エゾ鹿と衝突しています。
事故の8分後に運転を再開し、増毛駅での遅発等も含め、都合40分遅延で、終着の深川駅には、午後9時50分過ぎに到着しています。




■平成29年3月1日=追加補足

以下に、終着点と荷物車等の画像を追記致します。

   

茜堂-終着点(第2種車止め)

これより先には線路が無い、小さな起終着駅(ターミナル)の哀愁が漂う、少し先には民家を隔てて、寒々しい日本海が広がっています。
分岐点を越えた先の、第2種車止めも、標識だけが辛うじて、雪溜まりから頭を出した状態です。
左の雪溜まりには、線路の雪払いの為の、竹ボウキが無造作に差し込まれています。
   

茜堂-気動車(キユニ21)

気動車の2両編成、実は手前の車両は客車では無く、郵政省所有の郵便車両(キユニ21 1)で、先頭が客車となるキハ22 320。
横の2番線に並ぶ、49616号機が牽引する、7773列車貨物が整う前の、留萌行きの762D列車。
   

茜堂-気動車(キユニ21)

郵政省所有の郵便車両(キユニ21 1)、室内の寒さ対策の為、中よりのドア1枚のみを開放して、郵便袋を搬出搬入します。
足回りは、流石厳寒の地、走行中に舞い散った雪が、こびり付いています。
   

茜堂-気動車(キユニ21)

キユニ21形は、キハ21を郵便荷物合造車した物で、主に留萠本線の留萠〜増毛駅間で、キハ40形に連結されています。
昭和44年に2輌が、旭川工場で改造され、種車の特徴を活かし、車体中央部の排気管立上部に仕切りを設け、
前位側=1エンド(1、2位側=中央より便所側)に郵便室を、後位側=2エンド(3、4位側)に、荷物室を設けています。
   
同形車両は、キユニ21 1と、キユニ21 2の二両だけで、当初は遠軽機関区に配備され、後に深川機関区に転属されています。
画像の、キユニ21 1は、キハ21 26の改造車両で、15年程活躍をしましたが、昭和59年2月1日の、鉄道荷物取扱い廃止を受け、
同車両は、郵政省所有車両の為、転用が出来ず、昭和59年3月に、深川機関区で廃車されています。




あくまで茜堂の親爺の独り言でございますので、概ね独りよがりです。相違の場合にはご容赦下さいませ。
当ページの掲載写真は、茜堂による、収集切符のデジタル切抜き画像の為、無断複写や画像への直リンクは禁じております。
記述に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。
   

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