鉄道親爺の脱線話/茜堂

唯我独尊、茜堂の鉄道親爺の脱線話=akanedou

兼ねてから、茜堂が気になっていた事柄を、不定期列車にて、ピックアップ致していきます。
勿論、物事には表現の自由がございますので、これが正しくあれが間違いと、一方的に断罪するものではございませんが、
当ホームページに措いては、
以下の解釈にて展開させて頂かせておりますので、
色々なご意見が有りますでしょうが、茜堂の鉄道親爺の独り言として、ご容赦下さいます様お願い申し上げます。

茜堂-コーナーマーク
2016/5/26/THU=行き先迷走な切符
行き先迷走な切符のタイトルの通り、行き先が迷走する、面白いエラー乗車券を、2枚掲載しました。
何処がどう言う風に迷走なのかは、一目瞭然ですが、解らない方に対して、ザックリと説明致しますと、
上段の券では、右側の矢印の先には、着駅表示が成されていません。下段の券では、矢印の向きが逆になっています。
   

明らかに、人為的ミスに因って印刷された、エラー券の類に当たりますが、上段の券は確信的なエラー券で、
下段の券は、凡ミス的なエラー券となり、植字の際に、誤った向きの矢印を選択し、字組を施しています。
文字と違って、左右、或は上下相反する記号は、凡ミスの温床となり、この手のエラー券は、比較的多く発生しています。
   
まず上段の、矢印式片道乗車券ですが、恐らく発駅の右側には、児玉駅の「児玉」の活字が、組まれていたのでしょう。
検査段階で、発売額では乗車出来ない事が発覚し、急遽「児玉」の活字のみを、取り外し再刷したと言う結果です。
下段の、金額式式片道乗車券ですが、言わずもがな、凡ミスの代表格の「➡」の文選ミスの組み違いです。

   

松久駅〜用土駅間の、営業距離は2.7Kmで、運賃は30円ですが、松久駅〜児玉駅間の、営業距離は4.8Kmとなり、運賃は40円。
当然、運賃30円の乗車券では、児玉駅を割愛しなければなりません。請求券は、何事も無く提出され、
途中の審査の段階でも、摺り抜けたのか、些か、訳の分からぬ仕様となっています。
   
実は、昭和49年10月に運賃改正が行われ、改正前では、1〜5Kmの運賃は30円、6〜10Kmの運賃は40円でしたが、
運賃の改正後には、1〜3Kmの運賃は30円、4〜5Kmの運賃は40円と変更されています。
改正前の乗車券では、運賃30円で、松久駅〜児玉駅間の乗車は可能でしたが、改正後は、1.8Kmの超過で乗れないのです。
   

茜堂-矢印式乗車券(松久〜用土)表 茜堂-矢印式乗車券(松久〜用土)裏

昭和49年10月15日、矢印式片道乗車券、松久〜用土、30円、松久駅発行、券番5桁、国鉄JNR赤地紋。

矢印式片道乗車券は、発駅からの有効区間を、矢印で表示する券式で、矢印と言う一目瞭然の記号で、分かり易く、
大きく分けて、片矢式と両矢式とに分けられ、世界には類の無い、我国唯一の切符様式となっています。
本券では、両矢式としての組版でしたが、変則的な片矢式の乗車券となっています。
   

茜堂-金額式乗車券(苫小牧〜360円)表 茜堂-金額式乗車券(苫小牧〜360円)裏

昭和55年1月3日、金額式式片道乗車券、苫小牧〜360円、苫小牧駅発行、国鉄JNR赤地紋。

金額式式片道乗車券は、発駅からの有効区間を、金額で表示する券式で、料金内であれば、どちらへ乗車しても良いと言う乗車券です。
戦時の略式券として、昭和19年6月1日に、東京付近国電特定区間の軟券で、暫定的な金額式乗車券として、誕生しました。
唯一の欠点は、着駅名が記載されていないので、有効な降車駅が、分かり辛いと言う点です。
   
暫定的な金額式乗車券とは、国鉄運賃の改訂時に、正規の乗車券の印刷が、間に合わない場合に、
暫定的な措置として、着駅名の表示を省略して、金額式の乗車券が発行されました。
昭和45年10月1日(昭和45年9月9日=国有鉄道公示第361号)の制定に因って、正規の様式として登場しています。
   
また同日、昭和49年10月1日(昭和49年9月26日=国有鉄道公示第167号)の改正で、金額式片道乗車券に、大人小児用が登場し、
掲載切符の様に、券面に
小児断線が、付けられる様になりました。




あくまで茜堂の親爺の独り言でございますので、概ね独りよがりです。相違の場合にはご容赦下さいませ。
当ページの掲載写真は、茜堂による、収集切符のデジタル切抜き画像の為、無断複写や画像への直リンクは禁じております。
記述に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。
   

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