鉄道親爺の脱線話/茜堂

唯我独尊、茜堂の鉄道親爺の脱線話=akanedou

兼ねてから、茜堂が気になっていた事柄を、不定期列車にて、ピックアップ致していきます。
勿論、物事には表現の自由がございますので、これが正しくあれが間違いと、一方的に断罪するものではございませんが、
当ホームページに措いては、
以下の解釈にて展開させて頂かせておりますので、
色々なご意見が有りますでしょうが、茜堂の鉄道親爺の独り言として、ご容赦下さいます様お願い申し上げます。

茜堂-コーナーマーク
2016/1/15/FRI=え〜と干支なの十二支記念入場券
干支(えと、かんし)は、中国語の干支から来て「十干」と「十二支」を組み合わせた、60を周期とする数詞の事です。
別名、六十干支(ろくじっかんし)、または、十干十二支(じっかんじゅうにし)、或は、天干地支(てんかんちし)とも言われ、
年月日等の暦を始めとして、時間や、方位、角度、事柄の順序等を表すのにも、用いられています。
   

十干(じっかん)は、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、
庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の、10種類からなり、
   

十二支(じゅうにし)は、子(ね=ネズミの事)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う=ウサギの事)、辰(たつ)、巳(み=ヘビ)、午(うま)、未(ひつじ)、
申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い=イノシシの事)の、12種類からなっており、十干とを合わせて、干支(えと)と呼ぶのだが、
どこをどう間違えたのか、大概の人は、後者の十二支を、干支と思っている様です。
   
因に、今年の「干支(えと=十干十二支)」は「丙申(ひのえさる)」で、十干が「丙(ひのえ)」で、十二支が「申(さる)」となり、
干支(えと=十干十二支)の順番では、33番目となります。これらの干支(えと=十干十二支)は、戦国時代に作られた「陰陽五行説」よりも、
はるかに古い起源を持つので、陰陽五行説による説明は、後付けであって学問的な意味は全く有りません。
   

丙申(ひのえさる)を、本義から望むと「丙(ひのえ)」は、陽気の発揚となり「申(さる)」は、陰気の支配となる。
陰陽五行(五行思想)では「丙(ひのえ)」は、陽の火で「申(さる)」は、陽の金で、相剋(火剋金)となる。
それでは、昭和から平成に掛けての、懐かしの水戸鉄道管理局発行の、十二支赤絵柄の水戸駅記念入場券を、ご覧下さい。
   


茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏) 茜堂=干支入場券(表)

昭和59年1月15日(初日券)、干支(甲子=きのえね)記念入場券、120円、水戸駅、国鉄、東京印刷場。
昭和59年4月20日(
初日券)、干支(甲子=きのえね)記念入場券、130円、水戸駅、国鉄、東京印刷場。

企画が、元旦に間に合わなかったのか、初日券が1月1日では無く、1月15日からの発売です。
裏面解説には、「干支(えと)」の表記で、明朝体の解説文が記載されています。
尚、この年の、4月20日には入場料金が、130円に値上げがされましたので、別途、同柄の130円券も発売されています。
   
小児断線、乙片の綴り穴が開けられて居りません。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏) 茜堂=干支入場券(表)

昭和60年1月1日(初日券)、干支(乙丑=きのとうし)記念入場券、130円、水戸駅、国鉄、東京印刷場。
昭和60年12月31日(
最終日券)、干支(乙丑=きのとうし)記念入場券、140円、水戸駅、国鉄、東京印刷場。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記で、明朝体の解説文が記載されています。
尚、この年の、4月20日には入場料金が、140円に値上げがされましたので、別途、同柄の140円券も発売されています。
   
小児断線、乙片の綴り穴が開けられて居りまます。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

昭和61年1月1日(初日券)、干支(丙寅=ひのえとら)記念入場券、140円、水戸駅、国鉄、東京印刷場(仙台券)。

何故だかこの年だけ、東京印刷場の仙台盛岡様式(仙台券)となり、表下部に発行駅名が記されています。
裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、ゴシック体の十二支「寅」が付き、明朝体の解説文「丙寅」が記載されています。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

昭和62年1月1日(初日券)、干支(丁卯=ひのとう)記念入場券、140円、水戸駅、国鉄、東京印刷場。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、ゴシック体の十二支「卯」が付き、明朝体の解説文「丁卯」が記載されています。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

昭和63年1月1日(初日券、裏面エラー券)、干支(戊辰=つちのえたつ)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「辰」が付き、明朝体の解説文「戊辰」が記載されています。
昭和61年、62年と裏面解説の頭に有った、ゴシック体で差別化されていた十二支ですが、今年より同じ明朝体の書体に変わりました。
   
裏面冒頭の「今年の干支は戊辰(つちのとたつ)」と、なっていますが、読み方が明らかに間違いで、十干の戊は「つちのと」では無く、
読みは「つちのえ」ですので、干支の読み方は「戊辰(つちのえたつ)」が、正解となります。因みに「つちのと」は「己」です。
東京乗車券管理センターとなって、初の干支記念入場券ですが、残念な事に、痛恨のエラー券となっています。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

昭和64年1月1日(初日券)、干支(己巳=つちのとみ)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「巳」が付き、明朝体の解説文「己巳」が記載されています。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

平成2年1月1日(初日券)、干支(庚午=かのえうま)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「午」が付き、明朝体の解説文「庚午」が記載されています。
尚、昭和64年が1月7日で終わり、翌日の1月8日から、元号が昭和から平成元年となっている為、平成1年1月1日は存在しません。
   
入場券のヤケや表面の劣化具合が、年代に前後して酷いのと、そうで無いのとが混在していますが、
それは、一過性の切符用紙と言う事から、対応年数をシビアに考慮していない為で、台紙製造の過程で、バラツキが生じている様です。
製造時のpHが、アルカリ寄りか、酸性寄りかに因って異なり、前者の場合は脱酸性化に因って、酸性劣化が抑制されているのです。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

平成3年1月1日(初日券)、干支(辛未=かのとひつじ)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

平成2年10月1日からの、水戸支社でのPOS化に因って、硬券が廃止されましたが、
残る5回分を、前倒しをして印刷の上、それぞれの発売時期迄、5年分の保管をして切り抜けています。
裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「未」が付き、明朝体の解説文「辛未」が記載されています。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

平成4年1月1日(初日券)、干支(壬申=みずのえさる)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「申」が付き、明朝体の解説文「壬申」が記載されています。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

平成5年1月1日(初日券)、干支(癸酉=みずのととり)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「酉」が付き、明朝体の解説文「癸酉」が記載されています。
先刷りストックに依る、長期保管での順次発行券の為、発行年代に伴う劣化の推移が見て取れます。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

平成6年1月1日(初日券)、干支(甲戌=きのえいぬ)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「戌」が付き、明朝体の解説文「甲戌」が記載されています。
   

茜堂=干支入場券(表) 茜堂=干支入場券(裏)

平成7年1月1日(初日券)、干支(乙亥=きのとい)記念入場券、140円、水戸駅、JR東日本、東京乗車券管理センター。

裏面解説には、平仮名での「えと」の表記の頭に、明朝体の十二支「亥」が付き、明朝体の解説文「乙亥」が記載されています。
表面を見る限り、干支(えと)記念入場券では無く、十二支(じゅうにし)記念入場券風ですが、
裏面の解説文には「
十干」と「十二支」で「干支」の表記と解説が、しっかりと明記されていますので、干支(えと)記念入場券なのです。
   
昭和59年1月15日、甲子(きのえね)から始まった、12年間にも渡るロングラン企画も、平成7年、乙亥(きのとい)で完遂されました
途中、同じ年度内での値上げが、立続けに2年も発生し、都合12年間で14種類の発売となっています。
尚、通年発売での記念入場券の為、タトウ(カバー)や、台紙等の類いは、発生して居りまん。
   
硬券廃止に伴う存続の危機にも、過去の実績見越枚数での前倒しに因る、ストック印刷に於いて、切り抜くと言う裏技を駆使し、
危惧していた、以降の料金値上げも無かった事から、改定料金の押印対応も発生せず、
最終券迄、東京乗車券管理センターの活版印刷券での、綺麗な姿での記念入場券となっています。
   
因に、JR九州でも平成4年4月1日の「子」から、平成5年3月1日の「亥」迄の、12ヶ月間に渡り月初めに、
十二支入場券として、赤地紋付きのD券にて、持ち回りで発売されています。こちらは年に関係無く、月単位で発売をしています。
また、同じデザインでの、赤地紋付きのD型乗車券も、発売されています。




あくまで茜堂の親爺の独り言でございますので、概ね独りよがりです。相違の場合にはご容赦下さいませ。
当ページの掲載写真は、茜堂による、収集切符のデジタル切抜き画像の為、無断複写や画像への直リンクは禁じております。
記述に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。
   

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