鉄道親爺の脱線話/茜堂

唯我独尊、茜堂の鉄道親爺の脱線話=akanedou

兼ねてから、茜堂が気になっていた事柄を、不定期列車にて、ピックアップ致していきます。
勿論、物事には表現の自由がございますので、これが正しくあれが間違いと、一方的に断罪するものではございませんが、
当ホームページに措いては、
以下の解釈にて展開させて頂かせておりますので、
色々なご意見が有りますでしょうが、茜堂の鉄道親爺の独り言として、ご容赦下さいます様お願い申し上げます。

茜堂-コーナーマーク
2015/8/18/TUE=縮むレール伸びるレール
軌条(レール)の成分は、鉄が主流で、更に、マンガン、けい素、燐、硫黄、銅、錫、ニッケル、クローム等が、微量に含まれています。
日本の営業用鉄道の、普通レールでは、長さ1mあたりの重量で表示される、60kg、50kg、40kg、37kg、30kgの規格が使われ、
重量の有る列車や高速列車、列車回数が多い路線順に、重いレールを配備する様になっています。
   

長さでは、1本のレールの長さは、30kgレールが20m、
それ以外が25 mに造られるのが標準で、これを「定尺(ていしゃく)」と呼びます。
これより短い物は「短尺(たんしゃく)」と言い、25mを超え、200mに達しない物を「長尺(ながしゃく)」と呼ばれます。
   

更に、200m以上に溶接された物を、ロングレールと言い、継ぎ目が少ないので、それだけ振動や騒音が減り、乗り心地も良くなり、
保線作業が軽減されます。その為、昨今ではロングレール化も着々と進められ、中には、1,000m以上の物も存在しています。
但し、長いレール故に、駅構内の分岐器の付近や、急カーブの有る軌道等には、導入しにくくなっています。

   

鉄で有るレールは、温度で著しく変化し、暑い時には伸び、寒い時には縮み、軌道に於ける、絶対的な狂いや歪みが生じて来ます。
レールの温度が10度の時、25mだった物が、気温の上昇に因って40度になると、9mm近く伸びる計算になります。
   
しかし、レールは枕木に固定されている事から、伸びしろを抑え、その計算値よりは、実際には、可成り少ない数字となって来ます。
その為、保線作業がおざなりになると、犬釘の補強が脆弱になり、外側にレールに膨らみ、車両の脱線事故等が、発生する場合も有ります。
事実、過去に於いて、その様な事例は多々発生しています。
   

茜堂-緩衝レール
平成27年2月14日、撮影。

原町踏切より撮影、長者原駅から原町方の伸縮継ぎ目(緩衝レール)、篠栗線には、幾多の伸縮継ぎ目(緩衝レール)が存在しています。

ロングレールの場合は、その端の接続部に、伸縮を調整する「伸縮継ぎ目(緩衝レール)」を、取り付ける等の措置を行っています。
伸縮継ぎ目(緩衝レール)は、2本のレールを「ハ」の字状に、長く斜めに切り取り接合する事に因って、
軌道内を完全に押さえ込む事に因り、外側のレールを軌道の外側に伸縮させると言う、特殊な接合レールです。
   

ロングレールは、接合部を溶接し、一本の長い特殊なレールとしています。主に新幹線や、主要幹線等に用いられています。
その利点は、レールの継ぎ目の開きが無い為、スムーズに通過出来る、と言う点が挙げられます。
つまり、あの「ガタンゴトン」と言う、通過時の特有なジョイント音が無くなり、上下に揺れる事無く、スムーズに通過出来るのです。
   


茜堂-レール接合
平成27年2月15日、撮影。

杉ノ本踏切より撮影、桂川駅から上穂波方のレールの継ぎ目、右側が筑豊本線(原田線)、左側が篠栗線(福北ゆたか線)。

こちらは、一般的なレールに使われる、従来通りの継ぎ目で、夏場のレールは膨張する為に、接合部の隙間が無くなりますが、
その逆に、冬場のレールは収縮する事で、接合部には隙間が生じます。この隙間を、車輪が通過する度に、
車輪が落ち込む事に因り、列車速度に影響し、音や揺れが発生すると共に、レールと車輪の摩耗が進む事になります。
   

一般的なレールでは、接続する添え板を継目板と言い、接続するレールを両端から挟み、ボルトで締め付ける形で使われます。
継目は、それらの形状から、短ざく形、角形(山型、ム型、アングル型)等に、分類されていて、
その継目は、それぞれのレールの温度変化に因る、伸縮を考慮した間隔となっています。
   

鉄道の踏切は公道扱いの為、警報機が鳴っていない状態では、鉄道営業法第37条の、不法侵入には当たりません。
車や歩行者等の、通行の妨げにならなければ、速やかな撮影に関しては、問題は有りません。勿論、三脚等を使うのは論外ですが。
車等への格段な注意が、必要となって参りますので、踏切内での一般的な撮影は、余りお薦め出来ません。




あくまで茜堂の親爺の独り言でございますので、概ね独りよがりです。相違の場合にはご容赦下さいませ。
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