鉄道親爺の脱線話/茜堂

唯我独尊、茜堂の鉄道親爺の脱線話=akanedou

兼ねてから、茜堂が気になっていた事柄を、不定期列車にて、ピックアップ致していきます。
勿論、物事には表現の自由がございますので、これが正しくあれが間違いと、一方的に断罪するものではございませんが、
当ホームページに措いては、
以下の解釈にて展開させて頂かせておりますので、
色々なご意見が有りますでしょうが、茜堂の鉄道親爺の独り言として、ご容赦下さいます様お願い申し上げます。

茜堂-コーナーマーク
2012/5/22/TUE=門デフと切取デフ
現役時代には、下側を切取られた変形デフを以て、門デフと呼称する方々が、結構いましたが、
正面から見た感じが「門」の字に似ているので、それは有る程度、仕方が無かったのかも知れませんが、
本来、門デフとは、小倉工場で開発された、小工式デフでの事で、門司鉄道管理局式デフレクターと呼ばれ、門鉄デフと略されています。
   

一説では、この形態は戦後の西ドイツ、ドイツ連邦鉄道(DB)のヴィッテ式デフを、参考にした物とも言われていますが、
ステーの上下が、ボイラー側から出ている、DBのデフとは異なり、(こちらの画像は、「茜堂-HOドイツの蒸気機関車」を、ご覧下さい。)
門デフでは、下側ステーがランボード側から出ている点が、大きく異なっています。
   

何故、この様なデフ形状が必要なのか、デフの直下に有る、蒸気シリンダーから来る、問題点が挙げられます。
シリンダーのバイパス弁の保守時に、ランボード上での作業に、デフが邪魔になるからで、
通常のデフに見られる、デフ後部下側に開けられている、長方形の穴や、点検扉が付けられているのは、以上の理由に因る物です。
   
その後、長野工場でも、類似の長工式デフと称される、変形デフが取り付けられます。
後藤工場では、ボイラーの上方に、大きく回り込む、後工式デフと称される、変形デフが取り付けられます。
また、鹿児島工場では、実験的にC61 13号機のみに、鹿工式デフを装着しています。
   
因に、北海道での特徴的な、寸詰まりのデフは、前部デッキ部での雪溜まり防止の為の、切詰デフで、切取デフとは一線を画しています。
門デフは、創始と言う事も有り、装着されたSLでは13形式にも上り、その形態の多様性から、デフの形も自ずと変化していき、
多種多様な、門デフが生まれて来ました。中には装飾を施した門デフも有り、広く人気を博していました。
   

茜堂-C5557
茜堂-C57196 茜堂-D51924

小工式デフ(門デフ、門鉄デフ、小工デフ)装着機、C55 57号機(宮崎機関区)、C57 196号機(四次型、宮崎機関区)、D51 924号機(香春)。
門デフは、見た目のバランスが良く、その精悍さも相俟って、当時、ファンの間では絶大なる支持を得ていました。
   


茜堂-D51473 茜堂-D5162

長工式デフ(長工デフ)装着機、D51 473号機(鷹取式集煙装置、新見機関区)、D51 62号機(深川機関区)。
D51 62号機は、長工式の切取りデフにも関わらず、深川区にて、北海道特有の雪溜まり防止の、切詰デフに改造されています。
元々、下部を切取っているデフなので、雪溜まりや、添乗時には問題無い筈だが、何故だか他機同様に、前方部を切詰められています。
   

北海道では晩年期にほぼ全機に、施された切詰デフですが、D52 204号機を除く、D52、C62等や、C58 1号機と、C58 33号機には、
施されませんでした。日本で最後の旅客列車を牽引し、鉄道博物館に保存されているC57 135号機も、
デフ前方部が切詰められていて、サイドビューのバランスが悪く、とても不自然です。

名寄機関区由来で、各機関区で施された、北海道型切詰デフは、他の、切取りデフと比べ、見た目とバランスが悪くて、
当時、撮影に訪れるファンの間では、多くの不評を買っていました。
   


茜堂-D51499
D51 499号機、
後工式デフ(後藤式デフ、後藤デフ、後工デフ)装着機、
後藤式集煙装置、680リットル重油併燃装置、
関西本線、加美駅。

小工式デフ装着機(C59、C58、C57、C55、C51、C50、C11、D60、D52、D51、D50、9600、8620)の13形式、
長工式デフ装着機(C57、D51、D50)、後工式デフ装着機(C58、C51、D51)等の、それぞれ3形式。
   

昨今の復活蒸機では、門デフ仕様(JR九州=58654、秩父鉄道=C58 363号機、C57 180号機)や、
後藤デフ仕様(JR東日本=D51 498号機、C58 363号機)が、装着されたりして、バラエティ豊かで、ファンの目を楽しませています。




あくまで茜堂の親爺の独り言でございますので、概ね独りよがりです。相違の場合にはご容赦下さいませ。
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記述に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。
   

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